コロナ自粛で自宅でパンケーキ、小麦粉品薄?ニュースが少し前流れたが、翼賛体制下、ホットケーキがお菓子か代用食か論争。価格統制お対象になるか否かが問題だったがじゃがいも混ぜたレシピで立派に翼賛家族の献立入り。かくして、ご家庭で戦時下にホットケーキが焼かれる様になりました。
「戦争」の報道がハリウッド映画の文法通り進行していく例。「物語の構造」で戦争が語られたため最終的にはイラク戦争で「大量破壊兵器の有無」という証拠が厳しく問われることもなかった。 https://t.co/WlHn8JmfU5
渡辺さんの「父娘くらし」webで公開されているこの話が好き。音読で物語の意味がうまく取れない娘に音読を教える話で、それでも言葉が世界に届く。つげ義春の漫画に蜘蛛の糸を音読する少年の話があるのを思いだした。
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田河水泡が義勇隊の訓練所で漫画の描き方を教えた際、コンパスと三角定規を手配したとされる。それは当時の受講生のまんがにも証言として残る。教えたのは北斎式の略画か柳瀬正夢風の構成主義か、あるいはミッキーの描き方か。全て可能性としてはありうる。
「フクちゃん」が「養子」であったり「のらくろ」導入が流離譚であったり最終的に戦時下のアイコン化していくキャラクターが教養小説的仕掛けを当初持っていたこは、作者の文学的素養が窺えるだけでなくキャラのその後を考えると興味深い。
→続き。⑤解像度の高いデータで最終版の制作。最後の微調整をして完成。
ウェブ公開用にブラウザに合わせたデータに作り直し公開です。大塚が行う高校での実験授業用に印刷した冊子版も制作。
ウェブ版は以下で。
【酒天童子】https://t.co/SSuhcZ4RBj
【道成寺縁起】
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外地に動員される漫画家。売れっ子は軍の動向で視察、旅行記を書き、普通の漫画家は市街地のプロパガンダ壁画や手製紙芝居上演。楽に見えるが「文化工作」の当事者だから抗日テロの対象で賞金がかけられたり身の危険は十分。無名は普通に徴兵、死ぬ。実際、添付右のまんが書いた人はビルマで爆死。
「まんがでわかる漫画の描き方」最終章は「まんがの描き方」の政治性。15年戦争下の書き方本、まだ日中戦争前のものだが「世界の芸術戦線に肉薄し世界を征服」とクールジャパンみたいな機運はこの頃からあったのだなあ、と。
新しい「スーパーマン」がスーパーマンを移民として描いたと仄聞したが「アトム」第一話「アトム大使」も宇宙からの移民の排斥がモチーフ。天馬博士が移民排斥論者で不安を煽ったり移民狩りを主導する。
総動員の時も「政府なぬるい、もっと厳しく」という国民世論が作られ「待望の翼賛体制」がくるって流れだったんだよ。
「こんな生温さでは」「心で準備し待ちかまへている難
苦を命じて」くれと翼賛体制発足で国家に懇願する国民作家吉川英治。
明日更新の漫画訳「道成寺縁起」、元の絵巻物はこういう状態。このこの場面がまんがで表現するとこうなります。カット割りで姫の心理を丹念に描いているのを見てやってください。
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