うしおそうじ先生と顔の描き方が似てるような気がします。親子であっても絵が似るとはいえないですが感性の近さはなんとなく感じます。
少年マガジン1982年6月2日号に「鷺巣比夜子」という作家の作品が掲載されていますが、うしおそうじ先生のご息女ではないかと思います。『漫画少年』1955年(昭和30年)7月号にうしお先生の家で女の子が生まれて「ひよこ」と名付けられたという記事がありましたのでこの方がそうではないかと思います。
とある事件に関わったことで謝礼金をもらった加西は路傍の貧しい男の子にプレゼントを贈るという結末。モンキー・パンチ先生が23歳の頃の作品で、今から60年前のものですが最後のページの後姿はモンキー・パンチ先生そのものという感じがします。
モンキー・パンチ先生追悼で初期作品紹介しておきます。1959年12月加東一彦名義「24日(クリスマス)に降る霙(みぞれ)」。デビュー後1年程の作品で、加西という貧しい漫画家を主人公にした珍しく自己投影的で感傷的な作品になっています。「世界の名作物を漫画に脚色」というアイデアが書かれています。
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つげ義春の「沼」の少女が永島慎二のキャラクターを真似たというのは「つげ義春漫画術」で語っていてどの作品か気になっていましたが貸本誌『大和小伝』5巻掲載の「斑鳩鉄平」(1963年9月)でした。永島慎二が虫プロ入る直前で貸本作品のほぼ最後あたりですね。
『別冊週刊漫画TIMES』で植木金矢は最上元などの名で劇画作品を描き続けていましたが、特に印象に残っているのが「維新血風禄」シリーズで、とりわけ第14話「月之介有情」(1966年9月20日号)は素晴らしい出来です。劇画というよりはグラフィックノベルといった感じがします。
バロン吉元先生の貸本時代の作品「鉄火野郎 No.8 破れかぶれ」(1964年)、時代を先取りしすぎて竹宮惠子先生の作品みたいになってます。