福田監督は、類似のプロットだった事からお蔵入りした「殺人回路」を生かす為、全面的に改稿し映像化に漕ぎ着けた。だがそれは市川が納得出来る内容ではなかった。今回準備稿を読み、この「殺人回路」を見たかったと感じる人は多い筈。市川と岸田森は『シルバー仮面G』『傷天』で数々の名場面を生む。
どうやら押川も同じ制裁を受けたようだ。少しモヤモヤするけど、真実を隠していたから同罪ですかね。由美は無事に回復したようで何より。最後のコマで最終回に相応しい決め台詞。次号予告での新連載、まだ仮題なのである😂
仕置きの開始。先ずは主犯格を血祭りにあげる。安部先輩の遺体は、無残にも熊によって食い荒らされていた。それと同じように、良は動物園でアルバイトをしながら主犯格の死体を解体してライオンの餌にした😱
バックルに隠されていた安部先輩の日誌で、4人を警察に告発しようとした良と由美。だがバックルは奪われ、由美も危うく殺されそうになる。連載開始以来、最大の怒りの表情を見せる良‼️
カメラ担当の押川には良心が残っていたが、名誉欲と同調圧力に負けてしまったという事か。『大都会PARTⅢ』第4話「吠えるショットガン」の犯人4人組にも、こういう男が一人いましたな。しかし、悪い事は出来ないものである。
これも印象的な話としてリプを頂いた、第3巻に収録の「赤い誘惑」。大学受験に4年失敗、完全に精神を病んで放火に快楽を見出だした男。表情が狂気過ぎて鳥肌が立つ😱小屋に閉じ込められた子供達は良が救出し、気狂い浪人生の棺の中にあった黒焦げの遺体はダミーだと私は信じたい。
印象的な話としてリプを頂いた第2巻「かえってきた太陽」。被害者側にも悪人側(強欲な実業家と土建屋)にも死者はゼロ。初期~中期の必殺と同様、変則的な話に惹かれます。他にも屑男に虐待され続けた女性に大金を掴む方法を与えたり、悪徳会社重役が馘→お縄になるような作戦を仕掛けたりしています。
第3巻に収録の「女友達」。良が極悪警官の仕置きに使用したのは、被害者の女子高生が大好きだった野口五郎の「女友達」('76年2/10発売)。金曜日は学校帰りにチャンピオンを購入し、『カックラキン大放送!』『太陽にほえろ!』『必殺シリーズ』(当時は仕業人)を視聴する夢のような日々でした。
この世に蔓延る悪党を始末していく現代版必殺シリーズ。恨みをテレパシーで受ける設定(小指が疼く)なので、被害者と面識が無くても話が進められるのが最大の特徴。第2話で標的の娘を殺したのはやり過ぎだが😠その後は納得出来る展開に。悪党を殺さずに制裁、被害者の命を救うなどストーリーは多彩だ。
これは第1巻より。遠山キヨシのガールフレンド・山本サチコが文句無しに可愛い❤️(『ドラえもん』のしずかちゃんと双璧)。そして彼女の母親は滅茶苦茶色っぽい✨😍✨古谷先生のペンタッチは、読み返す度に見惚れてしまう。