もりとおる「#真相をお話しします」表紙とタイトルから勝手に長編だと思い込んでいたが、実際はミステリー作品集で中編二作と短編が収録されていた。これがどうして中々面白い。見事にこちらの意表を突いてくる。これぞミステリの醍醐味だ。
「サユリ」が跳ねたら、恐らく押切蓮介先生による初の本格ホラー漫画である「かげろうの日々」を映像化してほしいんですよね。これは学校という狭い世界でくすぶる少女の残酷なエゴが狂気に昇華した超いい短編なんですよ。
#ホラー漫画
高橋栞「死を呼ぶ顔面石」触っただけで確実に命を落とす石による惨劇。メリット皆無で条件の割に代償がデカすぎる呪物だが、こんなものをキーホルダーにするな!!直接的な描写はないが、紐付けた奴も死んでるからな!!
#ホラー漫画
ショルダー肩美「しーウィーク」ヌイグルミのカクガリーヌと生活する限界OLの1週間!!ほのぼのとした日々かと思いきや日常はぶち壊されます。いいスリラーですね。釘ーヌも主役女性を見守りたくなります。
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」よりも先にルーヴル美術品でファンタジーをやった作品、言うなれば谷口ジロー ルーヴルへ行くとも言うべき「千年の翼、百年の夢」主人公の疲れたおじさんが夢と現の間で美術品に宿った魂と交わる。歴史のお勉強にもなります。オールカラーの豪華版あり。
オカルト心霊ホラーなのに登場する人物達が怪異の存在感を霞めるくらい醜悪すぎて、遂には巨大熊が野生のフィジカルで警官隊を惨殺した「ラクガキ 呪いの館」はホラー漫画としてはどうかと思いますが、純粋に面白いです。人間は醜い。
的野アンジ「僕が死ぬだけの百物語」遂に裏バイトとコラボしたのかと思った。死者に悪意しかない暗黒ラストだったし、児童販売機も後味の悪すぎる最悪の駄洒落で、今月は余韻ドデカ作品だらけだ。勢いが全く衰えん。百物語と言いつつ一万話くらい続けて欲しい。
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