「太古の昔、人間は男女で一体であった。その失くした半身を求める心が恋である。」というのはギリシャ神話のアンドロギュノスの説明から始まる一説だが、物語におけるヒロイン論を展開するなら普遍的に当てはまる価値観ではなかろうか。
男女の夫婦を結合させた、あしゅら男爵とかもう究極生物だろう
トータルでの構成はちょっと厳しい物がある『ザ・ムーン』
元になった『デロリンマン 黒船編』でも見られた傾向だが、積み重ねをブン投げる様な展開が勿体なくもある
だがしかし、本当の正義とは何か?という問い掛けを神にも等しい存在ザ・ムーンを通して描く力強いテーマ性こそがこの漫画の真骨頂だ
このザ・ムーン、ハッキリ言うとラストはとても後味が悪い。
味のあるビターエンドとかじゃなく、ただのバッドエンドだ。
『マジンガーZ』と同年の連載と考えたらこの方向性はかなり異色かつ先進的。
9人の少年の意思が揃わないとムーンは動かせない。という設定が始めからシビアで無理ゲーでもある。
そんな小山脚本作品の中でも、ブロリーは特に人気の高いキャラクター。
設定では、頭の制御装置は『西遊記』の孫悟空が付けている「緊箍児」を元にしているとある。
つまりは、主役の悟空とルーツが同じな、"もう一人の主人公"というコンセプトが見てとれる悪役だ。
#私の人生を狂わせたマンガキャラ
ひばりくんと、みゆきの80年代ヒロインが双璧。
『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』に登場したマゼンタは、レッド総帥とバイオレット大佐の間に出来た子という設定が衝撃。
2コマしか登場してないが、(無印アニメ版では引き延ばしでそこそこ活躍する)DBで屈指の可愛さを誇るヒロインに手を出すとは、レッド総帥め許せぬ。
ふと思ったけどワンピースのビッグ・マムって、ラピュタのドーラの影響がかなり入ってると思う。
さて、そろそろYouTubeに上がっている『ナショナルキッド』を観始めるか。
この時代の特撮ヒーロードラマを、全話観れるとは幸運だ。
そういえば『20世紀少年』でサダキヨとカツマタ君が被ってたお面が、このナショナルキッドだった。
しかし身内の死で激しく動揺し、孤独を恐れるというのも今やルフィの大きなコンセプトの一つ。
奇しくも「一人になるのは痛みよりも辛い」という観念の要素は、異色作なオマツリ男爵で予期するかの様に描かれていた。
家族を失ったウタや孤独の恐怖に殺された男爵は、もう一人のルフィとしての陰画だ。