勿論ドアは命令などしてないのだけどア、ホなケビンにかかると「人から指図されてる」と解釈して、真面目につっかかってるところがおかしい。
本人は至って真面目に言ってるが故に無知さが際立って滑稽に見えてしまう。無知の笑いは大友先生がよく使っていた印象。
マティはルースターの仕打ちにショックを受けて「触らないで」と拒むが、それでもルースターはマティを抱えて荒野を走る。
自らの未熟さ故の利己的で無鉄砲な行動で他者が傷つき、それを乗り越えて少女が大人になる。雪の女王やナウシカに通ずるビートがある。
自らの目的のために他者の命を犠牲にする、そうまでする意志の強さに感動すると宮崎監督は仰っていて、それは漫画版ナウシカに反映されたわけだけどトゥルー・グリッドでは主人公マティの愛馬が最後に死ぬ。毒蛇に噛まれたマティを助けるためにルースターが休ませず、ナイフを突き刺してでも走らせる
「ドラゴンボール」のナメック星編はボール争奪戦のサスペンス。あれも勢力的には全く拮抗していない複数の対立者が生存を賭けた知能戦を繰り広げる。ドラゴンボールはストーリーが単純と言われがちだけど、サイヤ人編からセル編までは映画的なストーリーテリングがよく研究・流用されていると感じる。
ちなみにローゼンメイデンというとどのドールが好きかという話に必ずなるけど私は圧倒に真紅です。
私はどのキャラ派議論になるものは大抵作者が作品のなかで一番推し出しているキャラになる
一時期は不人気だとか言われたけど、ローゼンメイデンという作品はやはり真紅を一番魅力的に描いてると思う
色んなトコロが徐々に壊れていき、何処が最期まで遺るのかが楽しみになりつつある。
これを「フリーザの愉悦」と名付けたい。
道具で変質した環境で四苦八苦するというのはドラえもんにおいて定型パターンだけど、この回はいつもののび太が四苦八苦する話と違ってドラえもんが『人知れず孤軍奮闘する』話。
この『限定空間で人知れず孤軍奮闘する』という点がこの回の特徴要素と共通する。