永島慎二とつげ義春の太宰治への回答。これは少し説明がいる。人間失格を太宰治が書いた頃はマンガは軽視されておりマンガを悲劇と太宰治は皮肉で言っているのだ。ポンチ絵扱いだから。これを永島慎二はいや、喜劇だと否定しておきながら漫画家残酷物語の中で漫画に殉じて滅んでいく悲劇の主人公を描き
悪の組織、国が製作した兵器を盗んで正義の為に使った最初の漫画はなんでしょう…手塚治虫の白いパイロット(61)かな?鉄人28号は日本帝国を悪とすればそうだが、8マン(63)を製作した米国国防軍を悪とすればそうだし、009(64)のブラックゴーストは軍需産業とグルの組織だからこれを悪とすればこれだし…
発禁になった(?)ウルトラマン。泉昌之先生のウルトラの夏。でもこれって初期のウルトラ、佐々木守さんとか上原正三さんとかの魂を受け継いでるような気もちょっとするんですけどね🌟
電車の中で少年は少女にレコードを渡される「私の好きな曲です聴いて下さい 気に入ったら明日お話ししましょうできたらお友達になって下さい」 少年はレコードを気に入った。もちろん少女も。その後9年間少女は現れず少年は刑事になった。過去と現在が交差する永島慎二の哀しい物語 マドンナの宝石
記憶といえば私はかなり昔早稲田通りの古本街でロートレアモンを偶然手にしてからずっとマルドロールを愛しているが、それは実は偶然ではなく私の敬愛する唐十郎、寺山修司等の60年代の前絵的な表現者はほとんどロートレアモンに影響を受けていたのを後から知る事になる。音楽の裸のラリーズもそうだ
オーム伝3巻最終巻…ストーリーが複雑でとてもXには全て紹介できませんが、重要な部分だけ、最初に宇宙生物に意識を乗っ取られたカミ夫人に変化が現れ元の人格が蘇ったのか、それともカミ夫人が乗っ取り返したのかはわからない。一巻で海に捨てた子供を急に思い出し慟哭する。実はその子はなんと!
誰も知らないけど世の中には凄いマンガがある。2
これもガロの入選作品。この人もこの一作で見かけなくなってしまった。バンドデシネ風の絵柄と素晴らしいセンス。主人公がどうみても即死するシーンがあるのに「運良く助かって」で強引に話を続けていく凄いテンポの連続。お見事です。