67~71年頃の少年漫画雑誌は凄かった。娯楽と前衛が渾然一体となって普通の日常に入り込んでいた。その象徴的な作品が、アシュラ。発禁にされた問題作。ただしちゃんと最後まで読めば決してキワモノなどではない真面目でこれこそ本当の意味で泣ける感動作品であると断言しておく。
チャンピオン太がどれだけ後の梶原作品の礎になっているか、いくつか紹介します。まずは「あしたのジョー」壮絶な金龍飛の殺しのテクニック「舞舞(チョムチョム)」もすでにチャンピオン太に登場していますその名を「死のダンス」すげえなぁ!梶原先生!
メルモちゃんの母親の名前は渡ひろみ。アポロの歌のヒロインの名前です。大人になったメルモちゃんの顔は、もろに渡ひろみ。この2作品は姉妹作です。アポロの歌は火の鳥の要素もふんだんに入っており大傑作です。私は手塚治虫作品ベスト10に入れてます
手塚治虫先生の「来たるべき世界」は他にも多大な影響を与えている。「バカは死ななきゃ治らない」のシーンは楳図かずお先生の最終作、14歳にも。14歳は手塚SF三部作のもう一つロスト・ワールドの影響も
そして佐々木守さんは大島渚組のメンバーなので当然男どアホウ甲子園にも色が出てます。初期はただの野球漫画じゃない!
楳図かずお先生はおろち連載終了の理由に編集部からの路線変更要請を言っていた。ホントはもっと続けたかったと。だから次のアゲインは第一回目だけはおろちの語り口だった。おろちの百年に一回の眠りの秘密とかそもそもこの少女は何者なのか読みたいけどこの時の楳図かずお先生にしか描けないんだよね