菅総理「(会議の)総合的、俯瞰(ふかん)的活動を確保する観点から今回の任命について判断した」。官僚悪文で言語不明。99人を任命して6人を任命しなかった説明になっていない。判断基準を丁寧にわかりやすく説明できない首相に、コロナ禍の問題を国民に向けて発信ができるわけがない。
「ザ・ワイド」(日本テレビ系)の一場面。何の漫画か不明ですが、草野仁さんとのやりとりがヒョッコリ出てきました。いま見ている韓国ドラマは「ミスティ」。テレビの生放送シーンが登場すると、あの独特の緊張感を思い出します。
小沢信男さんは92歳の現役作家。その「いばらない文体」の生まれた秘密を、フリーランスで「食ってきた」文壇史とともに語って面白い。野間宏は子分を作ってきたそうですが、いまの各界にまで続いているようです。上田耕一郎さんに頼まれて一度だけ選挙の手伝いをしたというエピソードもありました。
芥川賞の高山羽根子『首里の馬』を読みました。沖縄の私的な民俗資料館でボランティアをする女性「未名子」は不可思議で奇妙な仕事に就くことで世界の孤独な人たちと繋がっている。永遠と現実。人間の柔かな心を繊細な表現で綴っていく物語。そう、いまの騒々しい日本に欠ける静かな祈りのように。
ようやく来ましたアベノマスク。緊急事態宣言が全国で解除された翌日の到着です。感想は「KY」。全国にはまだまだ届いていません。沖縄からはすでに届いています。
「アベノマスク」は練馬区の自宅にまだ届きません。ところが……。沖縄から「売上金の一部を首里城の再建に寄付する」マスクが届きました。15枚で980円。「アベノマスク」は安倍政権の大失態でしょう。市場にはどんどんマスクが出はじめています。
横田滋さんが体調悪化で「家族会」の会長を降りたのは2008年。もう12年前になります。そのときの思いを「論座」(08年)で語っています。滋さんがここまで本音を吐露したことが早紀江さんとの『めぐみへの遺言』(2012年)へと続きます。「私は75歳」から12年です。安倍政権で拉致問題の成果はゼロ。