なにっ、今日モナ・リザが盗まれた? 大丈夫、わがフランス警察はベルティヨン博士の人体測定法によって犯罪者の身体データを収集しておるゆえ……えっ、容疑者がいない? そのかわり現場に犯人のものらしい指の跡がくっきりと……バカモン、イギリスとは違い「指紋」なんてものに価値は認めんぞ!
桑田次郎(二郎)先生訃報。代表作でありながら不幸な成り行きとなった8マンの影に、その他の作品が隠れた印象があるのか惜しい。くわしくは山本弘さんのここなど。https://t.co/iiDZujUZfD 職人芸としてはこの『完全脱獄』。名探偵ヴァン・ドゥーゼン教授の愛嬌あるくそジジイぶり、最高ですね。
操觚の会に入れてもらっていながら申し訳ないが、僕の脳内には相当に時代考証のいい加減な時代劇専門の撮影所があって、そこのセットで大体の話はすませる。本当にすまないと思っています……(画像はみなもと太郎先生『挑戦者たち 増補改訂版』の「映画人たち」より)
戦災孤児と、お国のために働いていたその母親。わが子が「おそろしい戦争屋」とそいつらに操られた自分のため死んだと知った(思いこんだ)彼女は、巨大な麻薬工場と密航組織を立ち上げる……。
かつてフィクションの世界は生々しい戦争と旧軍の記憶に満ちていた。終戦の年14歳で、完全に焦土と化した名古屋出身の河島光広の『ビリーパック』には特に色濃い。日米ハーフの少年探偵ビリーを「戦犯の息子」と悪質な誤情報を流した記事があったが、奇しくも『戦争論』のヒットと時期を接している。
「万事休す」と美少女キャラが口走り、昔の子供は漫画やアニメでこういう慣用句を学んだものだなあと感慨に耽るのは岡野剛先生の「マジンガーZ対けっこう仮面」ですが、もともとの画像の引用元がうまく見つかりませんでした、画像を使わせていただきありがとうございました。なお、フルサイズはこちら
マツリセイシロウ先生@maturiboooからRTされたので『少年プリンセス』ご紹介。帯や説明文通りの奇想天外な物語なんですが、何とこれが往年の熱血痛快南方冒険少年小説そのまんまの面白さなんですよ。今の男の子は一度女の子にならないとヒーローになれないのかも。https://t.co/m1UNcuIdUp @amazonJP