仲谷鳰『やがて君になる』5巻
第24話は、侑が珍しく燈子を誘っての水族館デートが描かれる。可憐だが、どこかヒンヤリとした絵柄は水族館にぴったりで、ため息のでる様な時空をつくりだしている。
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文尾文『私は君を泣かせたい』2巻
映画鑑賞を媒介とした百合漫画の続刊。関係はさっぱり進展しないが、そういった回りくどさこそ百合の王道と言えなくもない。髪の毛などの描写にも独自性がある。
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みどりわたる『うちの姉ちゃんときたら!』
同じ高校へ通う、3組の「姉弟」をえがくコメディ。いくらルックスがよくても、弟にとって姉は暴君でしかないが、でもオモチャにされるのもまんざらじゃない……そんな微妙な関係がたのしい。華のある絵柄もいい。
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川浪いずみ『籠の少女は恋をする』
全寮制の女子高が舞台の百合漫画。でも、この学園は普通じゃない。少女たちは、金持ちの男に「高値で買われる」よう教育されている。アマゾンレビューで賛否両論の星2.4だが、はっと息をのむ様な描写がいくつもあり、貴重な作品とおもう。
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米田和佐『悪役王子は恋ができない』
イケメンで成績優秀で家が大金持ちの主人公が、戦略を練りに練って、天然キャラだが校内一の美少女であるヒロインを口説き落とそうするラブコメ。非4コマでは初のオリジナル連載だが、作者は女の子の可愛さを極めており、期待に応える。
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佐々木ミノル『中卒労働者から始める高校生活』10巻
めでたく10巻到達。通信制高校に通う男女の成長が描かれるが、兄妹の生い立ちに関する不幸の影も忍び寄る……。味わい深い巻。
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saku『うちの変態メイドに襲われてる』
ひとり暮らし中の大学生が、エロすぎる住み込みのメイドに迫られるコメディ。胸元の開いたメイド服など、女子キャラの造形が魅力的。あからさまに性的な描写はなく、ふたりの関係性を中心に描いてるのもポイント。
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土室圭『徒然日和』
田舎の女子高生4人の、のんびりまったりな日常をえがく百合漫画。信じられないほど画力が高く、風景やルームシェア生活の細々とした事柄などを、丁寧にリアルに描写する。
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澄ノイ『地味姉とジェンダーレス』
普通の女子高生が、女装趣味のある双子の弟に振り回される物語。いつも自然体の女装男子が魅力的だ。多様性の肯定がテーマとしてあり、かわいいけれどもマジメでまっすぐ。
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鍵空とみやき『ハッピーシュガーライフ』8巻
人を殺めたさとうは、しおを連れて、ふたりだけの楽園から去ることに。冷静に逃亡の計画を立てるさとうの、ハードボイルドなたたずまいに痺れる。
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仲谷鳰『やがて君になる』6巻
ながく引っぱってきた生徒会劇がはじまる。淡白な作風の悪い面が出た、退屈な巻と言えなくもない。しかし「攻守逆転」をえがく第34話では、天賦の才を発揮。これは漫画における少女のうつくしさの表現の、まさに極致だ。
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