板倉梓『きらきらビームプロダクション』完結
ちょっと淡々としてるけど、あいかわらずの可憐な絵柄で、アイドルとゆう生き物のはかなさとしたたかさを十分に描いた、高水準の4コマ作品だった。
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前原タケル『おはようサバイブ』
パンデミックで文明が崩壊したあとの東京で生きる、16歳の男女の物語。食うか食われるかのサバイバルと、ゆるふわエロスを両立させた世界観が魅力的。週刊少年マガジン連載。
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尾崎かおり『金のひつじ』完結
いじめの描写が一部読者を困惑させもした物語が終結。さまざまな感情を心の底に秘めながら、あっけらかんと大らかな態度を保ち続けるヒロインは、ハイレベルな創造だった。
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千田大輔『異常者の愛』
主人公を自分のものにするためには殺人も厭わない、ぱっつん前髪の少女・三堂三姫が暗躍するサイコスリラー。かわいさと狂気がリンクする点では、鍵空とみやき『ハッピーシュガーライフ』にも匹敵する。
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タツノコッソ『社畜さんと家出少女』
家出少女を迎え入れた社畜OLが、とかく住みにくい人の世で、支え合いながら生きてゆく4コマ。作風は『ゆゆ式』の影響を受けている様だが、トラウマの描写や社会風刺の要素もあり、えも言われぬ深みを帯びている。
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長代ルージュ『イヴとイヴ』
バラエティにとんだ百合の短篇集だが、SF要素を大胆にとりいれた作風が興味ぶかい。ディストピアがユートピアになったり、百合の精神性をつきつめたら残酷なパロディになったりとか。
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さぎり和紗『尼なので逆ハーレム王国は築きません』
尼さんを目指して修行中の少女が、異世界に転生して活躍する少女漫画の短篇。剣や魔法などは使わないが、説法シーンがとてもカッコよく、読みごたえあり。
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なじみ『しょうこセンセイ!』
身長120センチで年齢は8歳なのに、高校教師をつとめる天才幼女の4コマ。かわいさをパンパンに詰め込んだ主人公の造形もさることながら、生徒や同僚の教師など、脇役もクオリティが高い。
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仲谷鳰『やがて君になる』第44話
最終話直前の、侑と燈子が結ばれる回に焦点を当てる。完結したことで、作者の真の意図と、本作の歴史上の位置づけが明確になった。
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成家慎一郎『まなかの杜』
杜の都・仙台にある神社を舞台とする物語。恋する相手が神様だったりして、世界観を一言で説明するのが難しいが、がんばり屋さんで心やさしいツインテの主人公を応援したくなる。
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関口太郎『ゆるさば。』
三姉妹と父の4人家族が、廃墟となった東京で生きるサバイバルもの。周囲に脅威はなく、のんきに遊んで暮らす。ベテラン作家だが今風の絵柄も取り入れており、ヴィジュアルが魅力的。『ゆるキャン△』への、ヤンマガ(サードだけど)からの回答か。
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中山敦支『ゆるっとハンター☆ワンタンちゃん』
クレーンゲームの天才「雲呑ちゃん」が、命懸けの勝負をいどむ1巻完結の作品。自作のリメイクであり、ほぼアシスタントをつかわず、原点回帰を狙ったらしい。たしかにスピード感など、近作より中山敦支らしさの濃度が圧倒的。
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