町田翠『ようことよしなに』
富山県の山麓でフラストレーションをもてあます女子高生ふたりの青春漫画、あるいは百合漫画。作者の初単行本だが腕は達者で、淡々としてるのに起伏にとむ要注目作だ。
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文尾文『私は君を泣かせたい』
普段は猫をかぶってる優等生と、クラスの鼻つまみ者であるヤンキーが、映画鑑賞をきっかけに親密になる百合漫画。オーソドックスなセーラー服が、全体的に丁寧にキレイに描かれるなど、作画が充実。
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高橋哲哉『はつ恋、ときめき うすいほん』
名門女子校の先輩後輩が恋人同士となるが、恋愛について何も知らないので、友達から借りたヤバい同人誌を教科書にして学ぶ。そしたら感化されて暴走するという、明るくエッチな百合漫画。サービス精神旺盛でお腹いっぱいに。
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平松伸二『そしてボクは外道マンになる』2巻
担当編集者が、鳥山明を発掘したことで有名な鳥嶋和彦に交代。当時はまだヒットを飛ばしてない鳥嶋だが、のちにサブカルチャーの世界を一変させる才腕の片鱗(ボツ地獄など)を見せる。
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タツノコッソ『社畜さんと家出少女』
家出少女を迎え入れた社畜OLが、とかく住みにくい人の世で、支え合いながら生きてゆく4コマ。作風は『ゆゆ式』の影響を受けている様だが、トラウマの描写や社会風刺の要素もあり、えも言われぬ深みを帯びている。
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江島絵理『対ありでした。』
超お嬢さま学校の寮でこっそり格闘ゲームに興じるJKを描く、格ゲーあるある百合漫画。『少女決戦オルギア』と『柚子森さん』を折衷したような内容で、「美しさの裏に秘めた野蛮さ」というテーマをさらに追求している。
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渡邉ポポ『埼玉の女子高生ってどう思いますか?』
女子高生が埼玉あるあるネタを披露する漫画……なら珍しくないが、本作は『よつばと!』の影響が濃い風景描写や、歴史への言及などにより、深みのある世界観を提示。単なるキャッキャウフフにとどまらない傑作だ。
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藤沢カミヤ『みのりと100人のお嬢様』
庶民が、勉強をがんばって超お嬢さま学校に入学したら、逆に珍しがられて百合ハーレムになる4コマ。クセのない絵柄なのにどことなくおかしい、ほのぼのシュールな作風をたのしめる。
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千田大輔『異常者の愛』
主人公を自分のものにするためには殺人も厭わない、ぱっつん前髪の少女・三堂三姫が暗躍するサイコスリラー。かわいさと狂気がリンクする点では、鍵空とみやき『ハッピーシュガーライフ』にも匹敵する。
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コト/深見真『ライター×ライター』
18歳のアニメ脚本家を主人公とする、きららフォワード連載作品。アニメ業界の裏話と、がんばる女の子の可愛さをたのしめる。
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板倉梓『間くんは選べない』完結
二股をやめられない主人公に、包囲網がじわじわ狭まる。友人は、秘密を守る代わりに3000万円払えと、理不尽な要求を。可憐な絵柄の背後で、セックスとバイオレンスが交錯する、唯一無二の世界観が完成度を高めている。
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ふじのきともこ『絶対に壊れない友だちをください。』
サンリオ風にシンプルで可愛らしい、14歳の少女とウサギ的な何かの、虚無的な日常をえがく4コマ漫画。メンヘラ女子あるあるから社会風刺まで、ダメ人間っぷりを発揮するもめんちゃんが愛おしい。
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