風間宏子特集
風間さんのカラーがまとめて出てきたのでお披露目。
『西の浪漫』88年くらい? ミステリージュール? 詳細不明 双葉社
4の左:少女マンガ時代のイラスト おそらくプリンセス
右:初期のラブコメ『怪傑ますらおくん』78年 少コミ
切り抜きシリーズ 岸裕子特集
岸さんのカラーは透明感があってロマンチックだ。
『三つかぞえて目をあけて』別コミ 72年
ハロウィンに発表した『四君子』(86年)のカラーは持ち前の透明感を封印しているが、これはこれで怪しく美しい。
昭和の名作を紹介
『愛と死の青春』丘けい子 76年 若木書房
(初出71年 週マ連載)
昭和のドラマや小説、少女マンガには病気ものと呼ばれるジャンルがあった。
難病や宿命に健気に立ち向かう主人公を描き、いくつかの名作が生まれた。
これもその一つ。
昭和の気になる作家紹介・もりたじゅん特集
デビューは68年
第1回りぼん新人漫画賞受賞トリオの1人(一条ゆかり・弓月光)
平面的、人形的だった少女マンガに立体(生身の肉体)をぶち込んでくれた。
『キャー! 先生』71年 集英社(初出70年 りぼん連載)
本宮ひろ志と結婚後に一時引退。
昭和の気になる一冊を紹介
『ノンノンプラス3』あべりつこ 76年 若木書房
デビューは70年、ちばてつやプロダクションの出身。
なかよしや別フレに発表した作品集。
誠実で爽やかな作風のフレンドの期待の星だったが
程なくマーガレットに移籍してしまった。
なかよしの付録を2冊発掘(状態は良!)
なかよしの雑誌サイズのふろく 共に72年 講談社
『親愛なるおねえさま…』まるやま佳
『さよならのエアポート』丘けいこ
この後の文庫サイズの付録も何冊か
取っておいたはずなのに、見つからない…💧
昭和の名作を紹介
『愛のひみつ』武田京子 76年 集英社漫画文庫
初出 67年 週刊マーガレット連載
令嬢と入れ替わった下町の少女の、1週間の経験を描く感動のドラマ。
作者は感動ものや青春ロマンを得意とする実力派(雑誌デビューは61年)
永くヒューマンな心に残る作品を描き続けた。
切り抜きシリーズ・神坂智子特集
1•2『琴は初恋』75年 花とゆめ
1の左は⚠️ネタバレ注意の最終ページ
3•4『青いビビ•ハヌィム』(一部再掲)
83年 花とゆめ大増刊
青春ロマンに歴史もの⋯
何を書いても甘やかな情感がにじみでる
高校時代の習作(未完成)を紹介
『さよならの歌』S42年(高一) 16P
家の事情で急に村からいなくなった気になる同級生と、10年ぶりに再会するだけの話? …らしい(残っているのは半分だけ)
かわいい絵で明るいラブコメを描こうとする前なので地味で暗い。
最終Pはきちんと仕上げてあった。
70年代の気になる作品を紹介。
伸びやかな絵と癖のない明るい作風で活躍した阿部律子(敬称略)
『末っ子台風』71年 週フレ
『見えない糸』(なかよし70年)はデビュー後すぐの短編だが、これが身も蓋もない運命論の話で読後全然爽やかではない。
彼女にしては珍しい作品。
でもこのテーマ私は好きだ。