昭和の気になる一冊
『フリージアの恋』池田理代子 76年 若木書房
初期作品集 67年デビュー
水野英子の影響が大きいがしっかりした構成で読み応えがある。
2・3:『ローラの初恋』初出 69年マーガレット増刊
水野ロマンの華やかさと可愛らしさを受け継いだ秀作。
4:『この空の下に』68年 週マ
続・杉本啓子特集
70年代に入るとミステリーやホラーが多くなる。
研ぎ澄まされたネームが主人公達を追い詰める。
1の右と2:『わなにおちた花よめ』
原作/松本香鶴 71年 別フレ
1の左と3•4:『リタ!だれを待つ』
84年(初出76年 週フレ) 講談社
昭和の気になる少女マンガ(作家)を紹介。
王道青春ロマンの担い手として70年代初めに活躍した藤井由美子。
『アダムとイブの履歴書』原作/藤木靖子 週フレ 71年
『しあわせ』原作/一条明 週フレ72年
ヒット作『しあわせ』の後に(宗教活動に専念する為)引退してしまった…
明日に続きます。(敬称略)
手塚氏の初期の名作を紹介
『メトロポリス〔大都会〕』手塚治虫 59年 育英出版(80年復刻版)
美しい少年で少女でもある無敵の人造人間ミッチイ
チャペックが1920年に戯曲『R.U.R.(ロボット)』を発表して40年後
諸星さんをもう一冊
『アダムの肋骨』諸星大二郎 78年 奇想天外社
青年誌に発表した男と女の寓話が興味深い
ホラー味強し
表題作も強烈だが『男たちの風景』の異様な星の風景が忘れられない
水野英子特集その4
この講談社漫画文庫のシリーズは、巻末のマンガ家の寄稿が本当に興味深い。
青池さんやささやさんをはじめ長文で熱く語っている人も多い。
当時の興奮が伝わってきます。
一部を紹介します。
~水野英子特集 今回はここまで~
実家にあった雑誌COMから
矢代まさこ特集
少女性の表現の先駆者の一人
貸本『ようこシリーズ』(66年~68年若木書房)の生き生きとした表現は衝撃だった。
叙情的なモノローグや少女達の楽しいおしゃべりが忘れられない。
その後COMやリリカに発表した短編にも名作が多い。
昭和のトラウマ級ホラーを紹介
『楳図かずお恐怖劇場』85年 小学館
『赤んぼう少女』初出 67年 少女フレンド
怖くて残酷で、そして哀しい
自作掲載ホラー誌を紹介
『ホラーパーティーVol.2』88年 主婦と生活社
2:『大地震が来る!』つのだじろう
『曲がり角の悪夢』細倉ゆたか
3:『夢売り』猫十字社
3の左と4:ネタばれ注意⚠️
『死者の夜』曽祢まさこ