残暑が厳しいのでゾッとする切り抜きを紹介
『わたしの目には』香坂鹿子 ひとみデラックス 80年代(詳細不明)
ノンストップホラー『聖少女』の作者のサスペンス
理不尽な犯人からやっと逃れたヒロインだが⋯
4:⚠️ネタバレ注意のラストページが怖い!
お宝紹介・友ツテ
『夕月の山びこ』東浦美津夫
S36年 少女クラブ付録 講談社
東浦氏の絵はこの頃が一番愛らしくて艶がある。
原画欲しさに(毎月ファンコーナーの似顔絵や歌の優秀者一名に贈られる)何度か似顔絵を送ったけどかすりもしなかった。
1960年代、ファンレターの宛先に漫画家の住所がフツーに載っていたり、個人情報ダダ漏れの時代でした。
今なら機密漏洩で大問題?
父が持ってきてくれた青焼きコピー用紙はペンも使えて、半世紀経ってもほとんど劣化していなくて本当にいい紙でした。
ずーっと頭の片隅にあった不思議なタイトルの正体がわかってスッキリした話です。
でもスッキリだけじゃすまなかった⋯⋯
『パリ〜東京 さくら並木』完全復刻版 高橋真琴 2006年 小学館クリエイティブ
1950年代半ば、少女達に夢を届けた貸本。
少女マンガの華麗な見せ方(牧美也子・わたなべまさこ〜名香智子他)の原点です。
私は雑誌『少女』にリメイク連載された『パリ〜東京』を見た記憶が微かにあります。
お宝紹介・伊勢の古本屋で入手
『ナンバー7』手塚治虫 S36年
少年クラブ付録 講談社
『ふしぎな少年』手塚治虫 S37年日の丸付録 集英社
『オズマ隊長』は行方不明だが、同時期の付録を一部だけ発掘できた。
手塚さんはこの時期、精力的に仕事されていて、どれも面白く夢中になって読んでいました。
『りぼん城ものがたり』益子かつみ
『わたしのおかあさん』(小学生の作文から)水谷たけ子
『悦ちゃん』(原案テレビドラマ)つのだじろう
りぼんS33年7月号付録 集英社
148ページのボリューム。
りぼん城は頑張っているのだけど、ヒロインの見せ場がないのが残念。
妹・志摩のお宝紹介
『良寛さま』太田次郎 S35年 集英社
ど田舎に住んでいた幼い頃、街に出た時に買って貰いずっと大事に愛読してきたが表紙が取れてしまって嘆いている。
その時、私も一冊買って貰ったが(『孫悟空』山根一二三)私のより妹の本の方が面白いと思い、ちょっと悔しかった記憶がある。
お宝紹介・友ツテ
木山しげる
『赤いカーネーション』『獅子王と姫君』『さすらい星の歌』
少女クラブの付録(S32年~33年)
『悪魔の湖』ひとみの付録(S33年)
特に可愛くも上手くもないがどこか物悲しげで雰囲気のある絵だ。
ストーリーもそこはかとなくダークな香りがして、私はそこが好きだった。