ホラーシリーズ・高階良子特集
アジアンテイストな2冊を紹介
『はるかなるレムリアより』75年 講談社
幻想的で魅力的な伝記ファンタジー。
古代の神々が少女マンガに甦った衝撃作。
『死を踊るランダ』95年 秋田書店
表題作(82年ビバプリ)他、神々に魅入られた者の運命を描くミステリアスな作品集。
第一部はめちゃ面白かったで思い出した
『11人いる!』萩尾望都 75年 別コミ
少女マンガを超えたSFの名作 フロルが可愛い♡
続編は…… それなり
『東の地平 西の永遠』76〜77年 別コミ
続編の切り抜きは、昔、友人の知人が結婚するにあたり整理したコレクションが回ってきたもの
『闇に消えたクリスマス』
思わず読んでしまったので思い出話とミニ原画展を
4枚目はコミックスカバー絵のメイベル
切り抜きシリーズ。
大矢ちきさんのカラーは絢爛豪華でまるで万華鏡のよう。
圧倒的な画力とパワーで、漫画家としての活動はわずか4年なのに(1972年〜75年、以後はおおやちきの名でイラストレーターとして活躍)
強烈な印象を残した。
いずれも75年のりぼん掲載。
明日は内田善美さんを予定しています。
気になる縦ロールマンガ(?)を紹介
『闇と光とをむすぶ糸』三原順 (初出は 73年 別マ)
デビュー4作目、当時読んで衝撃を受けた。
縦ロールが象徴するように、とっても意地悪でわがままな鼻持ちならないお嬢さんだが決してそれだけではない
リアルで存在感がある
水野英子特集その2
『すてきなコーラ』(63年 週マ連載)2000年
マンガ家、和田慎二の企画による自費出版。
ロマンチックコメディ(ラブコメ)の先駆けとなった作品。
元ネタはハリウッド映画『麗しのサブリナ』
この作品の魅力に取り憑かれた1人、和田氏の熱い思いを綴った巻末の後書きマンガを紹介。
『呪いの黒十字』松本洋子 87年(なかよし連載) 講談社
元ネタはF・ポール・ウィルソンのホラー小説『城塞ザ・キープ』
(私は映画しか観ていない)面白いがドン暗いマニアックな話で、よくあれをここまで感動的な少女マンガにしたものだと感心してしまう。
立派なオマージュ作品だと思う。