引き続きトーマでのオスカー。
トーマ連載中にも萩尾先生の筆致はどんどん変化していって、初期の線の太い少年漫画っぽさが残っている頃(左)から終盤の流れるような空気感に満ちた繊細な線(右)へと絵柄も登場人物も成熟し、オスカーもますます美しくなっていった…
『訪問者』でのオスカー
トーマより前の少年時代。とてつもない悲劇を通りながらなんとかして居場所を探そうとするオスカーと、父親との旅。深い愛と、交わらない孤独に胸が締め付けられる静かな大名作。
オスカーが頭が良くて何でも出来てモテキャラなのが元々の素質なのもわかる。
【オスカー・ライザー研究②】
『11月のギムナジウム』でのオスカー
このオスカーは本家オスカーと似て非なる別のオスカー
同じキャラを使った派生作品
本家オスカーのような優しさや叙情性はないが、頭の回転が早く心理戦に強い詐欺師的性格のガキ大将とこれはこれで!いいの!とても!
【オスカー・ライザー研究③】
『みんなでお茶を』でのオスカー
精霊や天使の研究所の助手A役、スターシステムね!
脇役中の脇役で大体眼鏡をかけているがうっかり外してオスカー
萩尾先生のオスカーへの愛を感じる…メタ会話してるし
#モガとワニ 、描きたいアイデアはうんとあれど最近描いてないなぁ
去年描き溜めた一部。デジタル絵練習したてだったから線ガタガタ
描いてるとアールデコの時代に飛べる気がして楽しいので早くまた描きたいわ
描くために史実や道具を調べ直してる時からして楽しい
割と最近になってやっと読めた山岸凉子先生によるニジンスキー漫画
リアルなバレエ漫画のパイオニア兼流麗な西洋風の筆致×人間の心理の闇、狂気の描写では他の追従を許さない山岸先生のマジが出ちゃってるこの作品、ゾッとする程選ばれし者の栄光と苦悩を割と淡々と描いていて宿命とも言える程の秀作
この一冊は山岸先生の短〜中編のバレエ漫画を集めていてブラックスワンは他でも持っているけれどいっぺんに読めるのはよろしい。それにしてもニジンスキーはもはや伝説として良いけれどより現代に近い実在のバランシンやトールチーフをここまで心理の闇テキストで漫画にしてしまうのは大丈夫なのかしら
こちらは表紙裏表紙だけではなく中身もあって、ザッと目を通して当時の絢爛なルポが読めたのでした。
サザエさんにあるこのネタの、「ミッチー風マネキン」の実際の写真も初めて見られて上々。不敬な程ブームが広がるこのミーハーっぷりが日本的よね
マネキン良く出来ていてリアル美女
#祖母宅で発見