鬼滅の刃最後の伏線「青い彼岸花」。
鬼を作り出す青い彼岸花、それを全滅させたのは伊之助とアオイの曾孫だった。
うっかりミスによる非難轟々。それにより再び鬼が現れる危険性を消滅させ世界を守った。
人知れず世界を救った英雄。伊之助譲りの何度でも立ち上がる力で、猪突猛進に活躍してほしい。
「鬼滅の刃」23巻
伊之助の涙に泣いた。
鬼化した炭治郎。炭治郎が人の道を踏み外す前に、俺が斬る俺が止める。炭治郎の首へ刃を振る伊之助。でもできない。仲間だから、兄弟だから。
伊之助の目からぼろぼろ溢れる涙。
力の誇示が全てだった伊之助が、かまぼこ隊で得た宝物。
伊之助の涙に泣いた。
「鬼滅の刃」23巻
善逸の
「妻の分も…」
のセリフに
「妻?」
「はわわ」
と反応する禰豆子が可愛い。
善逸が言う「妻」とは自分のことと自然に捉える禰豆子。善逸を結婚相手として意識していたことが窺えます。
ご飯を山盛りによそう笑顔。野原で語り合う笑顔。本当に相思相愛なんですね。ほわほわ。
「鬼滅の刃」15巻
善逸のプロポーズシーン。
この時は禰豆子に軽くいなされてしまうが、最後には想いが実った。多少カッコ悪くても、素直な気持ちを言葉や行動で伝え続けること。この善逸の信じる力って、この作品の裏テーマなのではと思う。
ところで「毎日寿司とうなぎ」って、何気に魅力的ですね。
「鬼滅の刃」1巻
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」
この言葉、何か既視感を感じるなあと考えていたのだが、思い出した。
ラオウが少年を激しく諭すこの場面だ。
「怖くば俺の腕を食いちぎってでも坑え!!」
「戦わねばそのふるえは止まらぬ!!」
この時の少年が冨岡義勇だったら胸熱だなあ。
カレー沢薫「ひとりでしにたい」1巻
“大丈夫”
…は、孤独死の始まりですよ。
福祉制度が一通り整備されている日本。しかし自ら声を上げ適切な場所に助けを求めねば機能しない。
本当に困ってからでは気力が無くなり調べるて行動するのが難しい。元気な時にこそ相談先を調べ備えておくことが大切だ。
カレー沢薫「ひとりでしにたい」1巻
人生に楽しみって必要?
多額の奨学金で一流大学を卒業した那須田君。中央官庁に就職したものの、奨学金返済のため手取りは少ない。
お金を使わない生活が当たり前。雨風が凌げ餓えず着られる生活、死ぬまでそれで十分との価値観を持つ。
今の若い人は賢いなあ。
カレー沢薫「ひとりでしにたい」1巻
昔は高卒でも正社員として安定した収入が得られた。無理して大学まで行く子は多くなかった。
2003年小泉内閣の労働者派遣法改正で非正規労働者が激増。奨学金問題が顕在化したのはこの頃からだ。
多額の借金を負っても抜け出せるか分からない、負のループが切ない。
「戦争は女の顔をしていない」2巻
男性を根こそぎ兵隊に取られ静まり返るソ連の村々。
祖国の危機に女性達が立ち上がる。自分も前線へ行って戦うのだと、徴兵司令部に詰めかけた。
彼女達は銃を取り訓練に耐え最前線でドイツ兵達と渡り合った。
祖国は自分の手で守るもの、女性達の信念に震えた。
過酷な訓練に耐え、狙撃兵になったマリヤ・イワーノヴナ・モローゾワ。
葛藤の末、初めての狙撃に成功する。マリヤは退役までに75名の敵兵を斃し11回の表彰を受けたが、長年トラウマに苦しめられ続けた。
2千万人もの犠牲者を出し戦勝国となったソ連。でもあの戦争で勝ったのは一体誰だったのだろう。
1923年、報知新聞で画期的な連載が始まった。
麻生豊の「のんきな父さん」である。
日曜版で始まった連載は大人気を博し、4コマ漫画版が毎日掲載されるようになると報知新聞の部数を40万から70万に引き上げる原動力となった。
4コマ漫画は新聞各紙の重要コンテンツとなり、紙面左上が定位置となった。
1931年革命的な漫画が登場した。
田河水泡「のらくろ」である。
効果的なコマ割りと吹き出し、テンポの良い会話とスピード感溢れる演出、映画を見るような斬新な表現は現代に続く日本漫画のフォーマットとなった。手塚治虫はのらくろをひたすら模写したという。のらくろが撒いた種は戦後大きく花開く。