「凪のお暇」8巻
東京でミュージシャンの卵に恋をした凪の母親。将来を約束したのに、凪を妊娠すると逃げてしまった。仕方なく帰郷して苦労を重ねた母親。
この子は絶対に固い職業の人と結婚して欲しい。そう祈りながら育てた娘は、同じタイプの無職ミュージシャンに恋をした。
母親の絶望感が切ない。
「頑張る」「全力を尽くす」のは勇気がいる。
頑張って思った通りの成果が出せないと、辛すぎて心が壊れてしまうからだ。
優れたコーチは選手に小さな成功体験を積み重ねさせ、頑張りへの心の強度を上げていく。
親は子供の良きコーチありたい…けどそれ自体がプレッシャーにもなるから難しいなあ。
つるまいかだ先生「メダリスト」4巻
泣いた。
学校で徹底的にいらない子扱いされ、毎日ミミズを掘りながら泣いていた主人公。
フィギアスケートに打ち込んだ一年間で成長し学校でも褒められるようになった。
生まれて初めて芽生える自信。
私が私でいていい理由。そのために私は闘う。
今巻も超名作!
中学入試申し込みの段階になって明らかになる費用の数々。
高額な受験料、莫大な入学金。本命校はもちろん、滑り止め校にも支払いが必要になる。その額は百万円以上に及ぶ場合もあるという。
度重なる塾の費用支払いで疲弊した親たちに痛恨の一撃になる。
怖い。中学受験怖い。
腹を括らなきゃだなあ。
渡辺多恵子先生の作品で一番衝撃を受けたのは「はじめちゃんが一番!」
第一話のこのシーンで度肝を抜かれた。
五つ子の弟達さえいなければこんな貧乏生活せずにすんだのに!
社会科の授業でぬれ半紙まびきの話に共感し血を燃やす主人公。
私の少女漫画観を丸ごとひっくり返した。
また読みたいな。
諸星あたるのガールハントとか今やったら炎上しそうだけど、品行方正だったら第一話でラムちゃんと結婚して完結だよなあ。
ラムちゃんにとっては一生かけて言わせてみせるっちゃな最終回よりいいかもだけど。
相沢沙呼先生のツイート。
「城塚翡翠はめちゃくちゃアニメに向いているというか、むしろアニメ以外の媒体では(小説を含めて)、魅力を十二分に発揮するのが難しいとも思っている」
うーん、キャラ的にはアニメ映えするかもだけど…。
mediumもinvertもストーリー的に映像化は難しい気もするなあ…。
私はお金持ちは徹底的に贅沢すべきだと思っている。
貴族や富豪の贅沢が新しい食文化を生み、やがて汎用化され庶民に展開されてきた。
ケースケホンダみたいな、八百何十円のラーメンに俺なら二千円出すみたいな口だけドヤ顔アピールするセコいお金持ちは迷惑でしかない。
何ていうのか、何だかなあ。 https://t.co/D5X7whAzay
たかぎ七彦「アンゴルモア元寇合戦記 博多編」2巻
本巻の読みどころはやはり竹崎季長の先駆けシーン。御家人でありながら極貧に落ちぶれていた竹崎家。栄誉ある先駆けは千載一遇のチャンス。家名繁栄はこの一戦にあり!僅か五騎でモンゴル軍に突っ込みます。
季長の運命やいかに?
熱き血が滾る傑作。
舞妓さんちのまかないさん 13巻
幼馴染みのすーちゃんが帰ってきた日。
主人公が作った晩ごはんは、からあげと冷やっことポテトサラダと。すーちゃんの好きなもんばかりを腕によりをかけて揃えました。
好きなもんを把握してくれていて、再会した日に振舞ってくれる。
それって最高のご馳走ですよね。
今日は聖バレンタインデー。
女性が男性に告白する祝福の日。
昭和の遺物?商業イベント?
そんな野暮な声にはウイグル獄長、お願いします。
「あ〜、聞こえんな!!」
義理チョコ、友チョコ、最近は色々ややこしいけれど。
みんなの想い、どうか届け!