「希望の友」昭和46年6月号。表紙絵は石森章太郎のファンタジーシリーズ、「水滸伝」は晁蓋の最期のエピソードでした。ここでも「ジャーンジャーン」が使われていて、ちょっとびっくり。(^^;
そして次に描いた馬作品が、昭和31年のデビュー2年目に「少女ブック」で連載した「牧場の合唱」でした。
これもシビアな話で、ヒロインが育てた愛馬アカツキ号が毒殺されるという展開で、少女漫画でこれをやるのかと唸った記憶があります。(^^;
#横山光輝と馬
同じようなシーンはあったんですが、「鉄人はそこまで判断できないからなあ」といった人工知能の存在を示唆するようなセリフはありませんでした。
ある程度の自己判断ができる設定に改良したのなら、どこかでそういうセリフを入れるべきだったと思いますね。 https://t.co/JdCPv0u4xu
連載時がカメラの壊れたバージョンで、カッパ&サンデーコミックスがカメラにロボットの残骸が写っていてファイア博士が逮捕されるというバージョンです。
コミックス版の方がスッキリするけど、ファイア3世編へのつなぎが難しくなりましたね。(^^) https://t.co/FQlUlAjqfY
その中でも個人的に印象に残っているのは、「水滸伝」での躍動感ある馬たちの姿や、「狼の星座」での馬賊と馬たちの一体となった攻撃シーンでしょうか。
#横山光輝と馬
「戦国獅子伝」に登場する「汗血馬」や力強い黒馬隊の疾走シーンなども強く印象に残っています。
作品の中にたくさんの馬たちが出て来ると、アシさんたちの作業が凄く大変だったみたいで、先生も申し訳ないと気にしていたそうです。(それでも妥協はしないんですが)
#横山光輝と馬
また、凶馬として恐れられながらも、そんな馬を信じた玄徳を窮地の中から救い出した「的盧(てきろ)」のエピソードも強く記憶に残っています。
#横山光輝と馬
これは前にも呟きましたが、晩年の大病後の「殷周伝説」の中で、馬がアシさんによってポニーのように小さく描かれてしまったのが悲しいと漏らしていたのが強く印象に残っています。
馬に対する愛着とこだわりは最後まで強かったんでしょうね。
#横山光輝と馬
カッパのファイア2世編の改変でファイア博士が最後に逮捕されてしまったため、サンデーコミックスのファイア3世編では話の冒頭に8ページを描き加えて、無理やりつじつまを合わせています。絵柄がちょっと違うのはそのせいですね。(^^;