(4/4)
「出世に望みはなく、ただ命があるうちに学術を修めんと、決意をかたくした。」
(3/4)
「この罫紙も実はその時に渋田がくれたので、
『面白い蘭書があつたら翻訳してこの紙へ書かせて下され、筆耕料などは今の二百両の内から払つて下され』
と頼んだのだけれど、実際はおれが貧乏で紙にも乏しかろうと思つて、それでくれたのだ。」
(4/4)
※妻に着物をプレゼントするとか、このへんはフィクション演出です。
「翌年二月から気分悪くなつて大病に」なるので、その兆候です。
(3/4)
「かつて白井亨といふ剣術の達人があつておれもたび々々就いて教へを受け大いに裨益した事があつた。この人の剣を使ふやほとんど一種の神通力を具えて居た。その白刃を提げて立つや凛として犯すべからざる神気刀尖より迸りて向などに立つて居られなかつた。」
#勝海舟
(2/4)
※フィクション演出です。
夢酔(勝小吉)39歳の6月・大兄の男谷彦四郎さんが亡くなります。
スイカの角切りが、氷裂模様の器に盛られています。
(4/4)
「全体おれがこの歳をして居りながら、身心共にまだ壮健であるといふのも、畢竟自分の経験に顧みて、いさゝかたりとも人間の筋道を踏み違へた覚えがなく、胸中に始終この強味があるからだ。この一個の行者こそ、おれが一生の御師匠様だ。」
(2/4)
「昔本所に、きせん院といふ一個の行者があつて、その頃流行した富籤の祈禱がよく当たるといふので、非常な評判であつたが、おれの老父が、それと親しかつたものだから、おれもたび々々行つたことがある。」
#勝海舟
こちらは構成の都合で省いたくだり。
ふとした時に、いつも自分と一緒に歩いてた友達が、自分と違う足腰を持ってると実感するシーン。
自作の歌詞の解説をするシーンです。
テキトーに書いたくだりだから、後で消えるかもしれません。