マンガ『夢酔独言』二十五話が、全ページ公開できました。しかしメインとこことどっちで呟くか決まってない(アンケートの日数をべらぼう長くしてしまった)ので、ひとまずお知らせのみです。
ブログに行けば見られます。後ほど、解説文を付け加えます。
今日は頑張って(最低限)トーンを貼りました。
(2/4)
「ワシの家のグルリなどは、みなバクチばかりして居たが、ヲヤジが嫌ひだつたせゐか、ワシは幼い時から、ごくキライだつた。」
#勝海舟
(2/4)
「その時は、花町の仕事師で八五郎という者が息子を家に上げて、いろいろ世話をしてくれた。おれは家で寝ていたが、知らせてきたから、急いで八五郎の家へ行った。
息子は、布団をたくさん積んだものに寄りかかっていた。着物の前をめくって見たら、金玉が下りていた。」
テステス、要約漫画4ページ目上半分が、ザックリ埋まりました。
家出して快適生活してたら連れ戻されて檻に入れられ、脱走を試みつつも手習いしてたら息子が生まれた小吉。
#夢酔独言
(3/4)
「夜五つ頃まで、呼びに来るかと待っていたが、一向に知らせがないから、その番は吉原へ行って翌日帰った。
それから、
『ただで済ますわけにいかないから、兄上へ一筆書け』
と言われたが、それもしなかった。」
(2/4)
「『私も今度檻へ入ったら、例え許されたとしても出はしませぬ。というのも、私もこの頃は本所で男伊達のようになってきて、世間も広く、私を知らぬ者は馬鹿にされるほどになりました。それがこうなってはもはや世の中に顔を出すこともできませぬから、断食をして一日も早く死にます』」
(3/4)
「男谷へ行ったら、兄嫁をはじめ皆が泣いていた。精一郎の部屋へ行ったら、兄嫁が言った。
『左衛門太郎(小吉の本名)殿、どうしてそんな無茶ばかりしなさる。お兄様がこの間から、お前の世間でのようすを残らず聞き取っていなさったが、放ってはおけぬと心配して、』」
(2/4)
「この年の夏、男谷から呼び出された。後のこと、子供のことまで妻に言い残して亀沢町へ行った。」
(3/4)
「それからいろいろ工夫をして、ひと月も経たないうちに、檻の柱を二本抜けるようにしておいた。しかしよく考えてみたら、みんなおれが悪いから起きたことだ、と気が付いたから、檻の中で手習いを始めた。
それから、軍書の類いも毎日見た。訪ねてきた友達から、世間のことを聞いていた。」
(3/4)
「毎日毎日、よその村から若い者が来るから稽古をしてやって、あちこちに呼ばれて行ったりもした。着物も仕立て、金も少しは貯まった。通帳を弟子から預かっていたから、日用品はただで買えるし、困ることはなかった。」