勝負論を語る会話劇とかは二転三転があって面白いし、シリアスギャグやクセのあるキャラもすごくいいのだが、ギャンブルパートが本当に複雑……!! 手札や選択がオープンになった瞬間にスパッと結果がわからないことも多いし、ちゃんとゲームデザイナーが入ってルールと局面作れんものか……
キャラの退場など演出としてアツイ展開は続くんだけど、リオウ、ザルチム、アリシエとリーヤあたりのキャラに入り込めないうちにそれら同士の展開がぶつかってきちゃうので、なかなか厳しい。物理的にもドラマ的にもキャラが散りすぎた気がしちゃうな……この図の時点でかなり複雑だったし……
デスゲームの罰を受けたらどうなるかの実演に3分間クッキングみたいな手法を使うのとかもそうなんだけど、作劇の効率化テクニックがシリアスギャグ的な側面を持っちゃってて笑ってしまう。どれくらい意図してるのかわからないけど愛嬌がある。
異世界でうどん屋を開くという、芸人のレンタルぶさいくみたいなことをやっているのだが、店内の制服が韓国っぽくてびっくりした。韓国系の文化の影響を受けてる人なのかな。
ヒロインの実家を訪ねるエピソードから、家族一人一人に主人公を男として認めさせる、という死亡遊戯システムに繋げるの、簡単に思いつきそうであんまり例が思い浮かばないので、上手いよな〜と感心してしまった。
河井の曲解まわりの話、いま見るとめちゃくちゃ陰謀論とその内ゲバっぽくて当時とは違う味が出ちゃってるな……(もしかするとオウムとかのソレを元にしてるのかもだけど)
しかし、葛西のキャラいいよな〜〜こういう悪人キャラって死を恐れてないことですごさを演出するのに、長生きしたいって言わせちゃう、でも、どうせ死ぬしかないのが目に見えてるっていうバランスがすごい。