江波じょうじ『サイボーグ・L』。事件を追うカメラマン、謎の女サイボーグとお膳立てが整ってから流れるようにナチスが登場(ここまで4ページ)。ついでにロボット、アンドロイド、核ミサイルも参戦という最大公約数アクション短編。江波先生は本当に絵が達者だ…
しもさか保の漫画は正直「どこかで見た物語とキャラばかり」「展開が早い一方でキャラの掘り下げが皆無」なのが気になるが、オリジナリティの入れ方が一点突破過ぎるのでインパクトは抜群。『ガクラン八年組』はとにかく敵がデカい。威圧感の表現とかでなく、ただ純粋にデカい
しもさか保先生のベストワーク『ストリートライダー』。いわゆる公道レースものだが謎理論と常人離れし過ぎたテクニックのハッタリが楽しく、おそらくレース中に相当数の死者が出てそうだが非常に盛り上がります
しもさか保『あいつがゴッチ』プロレス取材中に殴られたスポーツ新聞記者・ゴッチがブチ切れて乱闘、そのままデビューするお話。額が異常に堅いのが彼の武器で、頭突きでニーキックを返したり、頭突きでラリアートと打ち合ったりする。正気か⁉︎
kindle unlimited『0の聖書』。胸に十字架を持つ男・不動零が荒廃した日本で13人の帝国軍人と戦うジェネリック北斗の拳。世紀末救世主をキリストになぞらえており、聖書の一節ぽいセリフとともに悪人をブチ殺していくのだが、微妙にうまいこと言えておらずフワフワしている。最終回は単行本未収録
『カンフー刑事』。気功でマグナム弾を受け止める、気功で睡眠薬を胃から肺に流し無効化する(無茶)、手錠をヌンチャク代わりにする等いろいろ工夫しているが、カンフーで犯人を逮捕するというタイトルから想像できること以外は何ひとつ描かれていない快作。作者は『ガクラン八年組』のしもさか保先生。
知らんガキを戸愚呂兄みたく肩に乗せる馬場さん、テキサスの酒場に入ったらたまたまフリッツ・フォン・エリックがいて荒くれガンマンに囲まれる馬場さん、地引網を手伝い漁師に感謝される馬場さん、悪魔超人顔負けの残虐技・地獄のパッケージで叩きのめされる馬場さん、無いエピソードばかりだが最高
『ジャイアント台風』は策謀渦巻くリングが舞台の血涙壮絶プロレス絵巻なのだが、馬場さんの喜怒哀楽はっきりし過ぎているキャラクターのおかげで、そんなに殺伐としていない。