桑澤篤夫『けだものドクター毒島』治療は超ワイルド、足りない治療費は身体で払わせる!動物よりもけだものな獣医が活躍。というか彼の蛮行は調子こいた依頼主を男女問わず懲らしめるためのもので、動物や周囲の人々には真摯であり、それほど外道ではなかったりする。2巻以降は電書のみっぽい
桑澤篤夫『占い刑事』。占いで事件を解決する刑事が登場。姓名判断で容疑者の運命を決めつけ、捜査会議では人相学で「こいつはペニスが長い」「こいつは名器の持ち主」など直接関係のない情報で自ら捜査を撹乱するわりと最悪の刑事だが、最終的には暴力で解決する腕っ節の強さも持っている!
眉月じゅん『九龍ジェネリックロマンス』九龍城塞の不動産屋で働くメガネ狐目の鯨井と、一見ガサツ系同僚の工藤とのラブロマンス。かと思いきやスケール大な未来ガジェットがさらりと登場、日常系ストーリーがある話を境にヘアピンカーブドリフト走行。鯨井さんが良すぎて工藤に嫉妬しながら読むハメに
玄太郎が作画の『妖魔魍魎花伝』。歌舞伎の名門一族の生まれで多少アムロ・レイ似の主人公・幽也が、呪われた血筋のあれこれをなんかする伝奇ホラー。1巻はやや冗長だが加速度的に盛り上がっていく佳作。『男!日本海』みたいなトンチキ要素は皆無だが、股から蛾を飛ばす女とかは出てくる。
#俺が鬼滅の刃で一番好きなシーン
「新キャラの登場コマは大きく描いて目立たせる」という基本を忠実に守った結果、華の無いモブおじさんたちがやたら三段ぶち抜きで登場する
谷間夢路「河童」。墓場で骨を貪る斬新な河童が登場。強引なオチはともかく、一コマごとに顔が変わる安定してなさすぎる作画が凄い。どっかで見た顔のような気もする
パンクとロックとメタルまんが『唇にパンク』。意味はよくわからないが納得せざるを得ない「ロックはゴミのひとつ上」に始まる名言珍言の数々、三味線もパンクと言い出す懐が広すぎるパンク観、すべてが爆裂に面白い
遊人『桜通信』全20巻。浪人生が勉学に励みつつ色々ヤるという『東京大学物語』とほぼ同じ話(読んでないけど)。恋敵、事故、難病、妊娠、親、やべー教師、ムカつく同級生、覚醒剤、偏差値至上主義者などなど、主人公らに降りかかるトラブルの多さは『恋空』なみ(読んでないけど)。青春漫画としては良質