長谷邦夫『伝説 トキワ荘の真実』 トキワ荘時代の思い出を綴っているのは前半のみで、中盤以降は怒涛のパロディとともに虚実入り混じる内容に!ただアナーキーながらもその視点はどこまでも優しい。最後は天国のトキワ荘が舞台になる。「あんた壁村耐三さん?」「ちがうって 奴は地獄だろうが」
遊人『究極のシェフは美味しんぼパパ』kindle unlimitedで読む。憎い相手を文字通り「料理」してくれる殺人料理人の話。殺人、食人、姦淫、下ネタ、グロ、不衛生、しょうもないダジャレ、ガバガバな推理、言い訳できない丸パクリロゴなど、七つの大罪のうち12個くらいは軽く犯している超絶豪快まんが。
遊人『ヴィジョナリィ』単発・連作短編集でエロ、ホラー、ギャグと内容も絵柄もブレ幅が異様に広く「月刊遊人」と読んで差し支えない内容(全10巻が毎月刊行されていた)。シリアス・ヒューマンドラマ系が半分以上を占めており表紙詐欺にも近いが、ごった煮感と個々の作品の質のおかげで滅茶苦茶面白い。
ムロタニ・ツネ象『ピカドンくん』さすがにこの時代のゆかいまんがは古典の域というかタイトルのみ面白い出オチなんですが、やたらフランクなツネ象先生が見られてよかったです。主人公の名前は光ドン太。
有村しのぶ先生のエロ漫画、今見るとさすがにトレンディが過ぎる気がしますね。「セックスの精・フェラが現れた。」というあらすじだけで面白い
桑田次郎のマンガに出てくる「トルコ しらこぬき」や「バー カジャナカロカ」は普通に店名採用してほしい