1920年代、アメリカの奇術専門誌に毎月(!)イラスト付きオリジナルトリックを投稿したハワイのハリー花岡。
石田天海とも交流しハワイ奇術界のリーダー的存在だった花岡をはじめ、独自に花開いた「日系マジシャン史」を移民と興行の視点で8月7日21時半にオンラインで小報告します。お申込はこちら。 https://t.co/m9VIleNI6j
「徒歩競争の名人」の触れ込みで欧米諸国を興行して回った東京生まれのイトウ・イクジロウ。競争が演芸だった歴史。
1912年時点では芸人から足を洗いイギリスに帰化、日本大使館で庭師をしていた由。
東京横浜間を汽車と競争して5分しか遅れなかったという健脚。1912年6月14日「朝鮮新聞」より。
1940年代の羅府日報(ロサンゼルスの日本語新聞)より「スミス米」。代表的御贈答米とのことで、高級品だったのだろうか?
二代目帰天斎正一こと福岡宗兵衛は晩年に大阪で芸人周旋業(余興屋)をやっていたというが、1904年の官報に登記があった。
1910〜14年には薬屋だったとの記録もあり、住所が同じだから同一人物で間違いないと思うが……。懐中時計の製造にも出資していたというし、なかなかの多角経営である。
99年前の今日……1925年8月21日はロシアから来日した「ゼーゲル夫妻」による「霊交術」が行われた日です。
目隠しをした状態で観客の持ち物や思考、誕生日や年齢を次々と言い当てる不思議な術。広告には「心霊界の民衆化」の文字。
心霊パフォーマンスで奇術史にも影響を与えたコンビ。
問題になった松旭斎天華のステージはこういう感じ。ジャズ、ダンス、オペラ、コント、マジックを組み合わせたバラエティショーで、「総合芸術団」を自称。 https://t.co/gKpHmRtSeb
百年前の今日。1924年3月9日、女性マジシャン松旭斎天勝がサンフランシスコで在米邦人向けのステージに立った日。
メンバーはGeisha girlsと呼ばれた小天勝や亀子、手練奇術の達人36歳の石田天海ら25名。
3月はサンフランシスコを皮切りにカリフォルニア州各地を回る予定。
#手品史 #magichistory
戦前からアジアオセアニアを股にかけて活躍している松旭斎天洋。1枚目から大連の三越百貨店、フィリピンのマニラとダバオ、朝鮮半島。
天洋というとマジック道具メーカー「テンヨー 」の印象が強すぎるのだけど、パフォーマーとしての姿も探してみると面白いかもしれない。
#magichistory #手品史
日本手品の代表的な演目「サムタイ」は、江戸時代の書物には記載がないので、実際には幕末以降に輸入された"西洋手品"だと考えられている。
両親指を堅く結んでも柱や刀を貫通するという現象。日本で初めて演じたマジシャンの記録は残っているので、このあたりから起源を特定できそうなんだが……
Jeki Yooが「紙うどん」を演じてる。(発音がいいな……)
現在と同じ方法ではないが江戸時代から演じられていた手品で、画像は『手妻独稽古』Tezuma Hitori Geiko 1843年より。
#magichistory #手品史 #紙うどん https://t.co/DTYbXXFT5f