このヒキで来週が気にならない読者とかおらんじゃろ…。「予想は裏切り、期待は裏切らない」という形容は、まさに今のゆで先生に捧げられる言葉であろう。こんなもん読まされたら意地でも次読むぞと思わざるを得ない。まさにこれですよ。「キン肉マンの続きが気になるから来週まで頑張ろう」と。
そしてチームの面々とランペイジマンの戦いに対し、一喜一憂するビッグボディ。実力差が圧倒的過ぎるので悲鳴の方が多いけど、ゴーレムが仕掛けたらすぐ喜んでる辺り、やっぱりいい奴だなあと思わざるを得ない。
というかこれ、ビッグボディが第二段階クソ力に目覚める前振りとかじゃなかろうか。
あとビッグボディチームの面々、「何者だ!?」って問われて、「あのお方に身を捧げる兵隊だ!」って即答するの、普通なら唐突に出てきて何言ってんだこいつらと思われそうだけど、ビッグボディの朴訥善良感を知ってると、「ああ、やっぱチームメイトに好かれてたんだなビッグボディ…」と納得できる。
そしてこの1枚絵の中に「ヤツ」がいないのは、こっちはもうどう考えても前振り以外の何物でもないだろうと。今のゆで先生がこいつの存在を忘れる訳がないんだから。いつ、どこで、なにをするのかwktkが止まりませんな。
だってこれですよ。一切前振りなしに突如ビッグボディチーム登場!
「お前らなんでここにいるの?」
「兵馬俑の中から出てきたってことは先回りしてたってこと?」
「というかお前ら全員死んでなかった?」
など色々ツッコミが止まらぬ有様ですが、この絵の力の前には屁のツッパリにもなりませんな。
実際、この兵馬俑がなんかあるだろうなというのは大体誰でも予測できる範疇だったでしょうけど、まさかここから次の展開がああなるとは思わないじゃないですか。一切脈絡ないんだから。
VRは仮想現実
↓
つまり夢のようなもの
↓
夢も剣に絡むこと多いよね
↓
じゃあVRも剣と絡めていいんじゃないか
↓
爆誕!VR新陰流!
なんという論理的展開。
これはもう一分の隙もない正論なのでは?
あと、調和の神のこのセリフ。普通ならブラフの類だったり、窮地で撤回したりしそうなものですが、まがりなりにもザ・マンに匹敵する格の神がそれをするのは考えづらいので本気で言ってるんじゃなかろうか。始祖篇の祭壇発動時も、サイコマンの仕事が無かったら消えるのを受け入れてたでしょうし。
新章最初のカードが「ビッグボディVSランペイジマン」になるのは確定でしょうけど、超神と最初にまみえて会話を交わすのがビッグボディなのはグッドなチョイス。ビッグボディは自分が物を知らないことを自覚してて、その上で自分なりの意見を喋るので話がスムーズに展開しますし、実に好感が持てる。
しかし、下天した神の名乗りが「超神」とかになって、しかも一番手の名前がランペイジマンである。ビビューンとかネイガーとかマスターフォースとか巨獣大乱闘とか色々単語がグルグル回る趣。しかしこれ、神の時の名と超神になった後の名が別ってのは面白いですなあ。