これは武蔵編でも一緒で
「誤チェストな薩摩武家者」
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「薩摩武家者の軍を全滅させる鬼」
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「その鬼を倒す武蔵」
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「武蔵を”なかなか強い”と評する桃太郎卿」
という「武士<<魔剣豪≦鬼<<桃太郎卿」な強さ序列は同じながら、最初の薩摩武家者のインパクトは皆ご存知の通りな訳ですよ
話の流れで言えば
「旗本奴を瞬殺する沖田」
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「沖田を圧倒する宗矩」
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「宗矩が死力を尽くしても攻略不能な鬼」
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「その鬼を素手で捻る桃太郎卿」
となりますが、各シーンで存分にキャラの強さが描かれてるので、強い奴が強いまま、更に強い奴の強さに説得力があるんですよ。これがいい
ちなみに、その散様こと波裸羅が本作でどんなキャラかというと、こういうことができる御方だというのがわかれば、「これ以上」のハードルの高さがイメージできるかと。
鬼の攻撃
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宗矩「桃太郎卿!?」とリアクション
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桃太郎卿「安泰じゃ」の一言で無傷
の流れが最早テンプレ化するくらいになってるけど、絵の説得力があり過ぎて、
「まあ桃太郎卿が安泰って言うんじゃなあ」
「桃太郎卿だからねえ」
と読者も納得するしかない有様に。
衛府の七忍、沖田と初遭遇時、あれだけ強キャラ感出してた宗矩が、桃太郎卿が登場した途端、「なんという見事な肉体!」「わしを捧げても良い!」とか言い出して、既存キャラsageで新キャラをageるのはなーと思いきや、桃太郎卿が仏契で超絶過ぎて、読者も宗矩と一緒に「うほおお!」と言ってる状況に
あと、忠長(シグルイっ面)が駿府城から巨具足・金陀美を発進せしめ、江戸に向けて「新たなる将軍家の天下はきませり!」とか言いながらズシンズシン歩くけど、向こうから人間城ブロッケンがやってきて、突如始まる巨具足ファイト。そしてそれを見ている桃太郎卿という可能性もですね(家光どこいった
あと、今回の畳み掛けるようなマリキータマンの友情アピール、六槍客同士の強い信頼を描いてるシーンの筈なのに、なんか胡散臭く見えるのは、やっぱ「言ってるのがマリキータマンだから」というのが大きいような。でも、本当に「家が隣同士の幼馴染の親友」という可能性もあるしなあ。
明日から令和になるから、平成のアニメ、または昭和のアニメをリメイクした「平成○○○○」というタイトルのアニメ、全部「令和○○○○」というタイトルでリメイクできるのではなかろうか。
「令和になるのか。そうかそうか、ならここにある大量のアニメが全てリメイク対象として立ち上がってくる」
「ステ補正貰った状態で戦列歩兵になってワーテルローに参戦」の後、「補正ゼロのもやし状態で軍曹っぽいのにしごかれながらヴァイキングと戦う為に300km行軍」ってのは、チュートリアル⇒即ハードモード感ある(なお軍曹は割とちゃんとしごいてくれるタイプなので実はノーマルモードの可能性あり
無論、実際には単にボコれば事足る訳でなく、他に言及されている教えや、稽古の上で得る技があっての話ですが、そういう鍛えた技を用いて生捕りを行う「方針」がこれな辺りがシルバーマンを彷彿させるのかしらん。「もしやり過ぎて死んだらどうすんの?」と言われても、この宗矩ならこう返しそう。
ザ・マンのこのセリフ、そのまま虐殺を放置しておいて、もし仮にオメガの民に生き残りがいたら、復讐対象が、ザ・マンじゃなくてシルバーマンになってた可能性が結構高そうな気が。まあ、その方がある意味、話がシンプルになるかもですが(直系子孫のキン肉王族が攻撃対象になる訳ですし