#信長名鑑 掲載されていない作品を発見しました。手塚治虫「どんぐり行進曲」(1959)。戦後日本を舞台に、少年・木下藤吉郎が喧嘩に巻き込まれつつ雑誌記者を目指す60ページの中編。織田信長は藤吉郎をいじめる坊主頭のガキ大将だが和解。桶狭間の戦いと本能寺の変もパロディとして盛り込まれている
現在の信長名鑑で最古の漫画作品が「忍者武芸帳(1959)」だから、それより古い作品を探したかったのですが発表は同年でしたね。なおこれは当時の有名漫画家の絵柄を真似るギャグらしい。桑田次郎しかわからない…他のページには「武内つなよし調」「馬場のぼる調」もあります。
手塚治虫公式サイト内アクセスランキング、有名作品群に混じって「のらくろもどき」が異彩を放つが俺が知らないだけで有名なのひょっとして。
#信長名鑑 さいとう・たかを「戦国謀略図」。信長に息子を殺され(松寿丸が処刑されてしまったという設定)、復讐心を抱く黒田官兵衛が主人公。本作の信長は怒りっぽさだけが強調されて良いところなし、ただ若い頃はハンサムだったんじゃないかと思わせる風貌ではあります。
個人的に好きなのは毛利攻め後のこのシーン。人前で自殺しようとして「この忙しいときに!」なんて言われることある?(次のページでは気が急いている秀吉に「早うせんか!」と急かされる)。
異聞帯の王・徳川家康(アサシン)か…(ebooks Japanで石川賢版「柳生十兵衛死す」を読みはじめました)
月の輪の宮様、可愛いですよね。実在した女性天皇で、本作では柳生剣法を伝授されているため「もうひとつの江戸」の佐々木小次郎より強い。やっぱり汎人類史側に設定を盛りすぎでは…
#信長名鑑 石川賢「柳生十兵衛死す」。山田風太郎の原作を脚色したSF時代劇。忍者が支配する「もうひとつの江戸時代」との戦いを描く。後半では十兵衛がタイムスリップして信長と接触。信長は大きな野望を持つが今川家を倒すことには消極的で、史実を知る十兵衛から桶狭間で勝つための秘策を教わる。
からくり剣豪伝ムサシロードより、鋼鉄の楊枝を咥えた「モンジロン」。90年代ぐらいまではパロディのネタとして通用したのだろうか、木枯らし紋次郎。「テレビ探偵団(もはやこれ自体懐かしい)」で紹介されてた記憶しかないが。