『語感力事典』 山口謠司(著) 笠間書院 https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本です。みしりときしむ、みりりと氷がひび割れる。「密」で「繊細」な語感の「み」。「みっちり」は密と書いても当てはまる感じです。「美」の草書体である「み」は、「美」の繊細さを引き継いでいるようです。
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語感の大切さを説く本です。「小さいこと」「細かいこと」がずっと長く続いている語感の「ま」。「まごまご」は、目的のない動作を小さく繰り返す感じがします。「ま」は赤ん坊が初めに出す音で、簡単に発音しやすいそうです。
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語感の大切さを説く本です。表面的に他と比べて目立った違いを表す語感がある「ひ」。
「ひかり」であればピカッと目立つ感じがしますし、「ひんやり」もピーンと張り詰めた冷たさを感じます。
『語感力事典』 山口謠司(著) 笠間書院 https://t.co/q1zHlmiKcA
語感の大切さを説く本です。増やしていっぱいにする、先端の部分、という語感を表す「は」。
「はきはき」は、パンパンに気力が満ち足りた感じがしますし、「はたはた」は羽の先端の部分がゆらゆらしている感じがします。
『語感力事典』 山口謠司(著) 笠間書院 https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本です。「べったり」「にちゃにちゃ」と、「粘着」を表す語感の「に」。「にたにたと笑う」という言葉にも、粘り気のある笑いを感じます。「にょろにょろ」も、伸び出てくるだけでなくぬめぬめした感じがあります
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語感の大切さを説く本です。「なよなよ」とクラゲが「ながれ」ていくように、柔らかく、ゆったりした語感の「な」。「なみなみ」は溢れるだけでなく液体のゆったり感があります。「なよなよ」も弱いだけでなく柔らかい感じがします。
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語感の大切さを説く本です。ちいさく、ちぢみ、ちぎれてしまう「小さい」を意味する語感の「ち」。「ちかちか」は、光が目を刺激する意味ですが、小さな痛みにも感じませんか?「ちんちくりん」も、小さい語感を感じます。
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語感の大切さを説く本です。艶やかでふっくらした語感の「た」。「太」の草書体であることから、「たっぷり」「ゆたか」「ふっくら」を想像させます。汗が落ちる「たらり」も、滴がたっぷり膨らんで落ちていく様子を感じます。
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語感の大切さを説く本です。何かに邪魔をされても滞りなく、まっすぐに進む語感がある「す」。風がすうすう流れるのも、滞りなく進む印象です。古代では「ツゥ」と発音され、お酢や梅干しはツゥーンと鼻に抜ける感じがします。
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語感の大切さを説く本です。「しばる」「しっかり!」。ギュッと何かを縮める語感がある「し」。奈良・平安時代は「ツィ」と発音されていました。「シー」と人差し指を立てるとき「ツィー」と言うと、より引き締まりますね。
『語感力事典』 山口謠司(著/文) https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本です。「割れる」「切れる」。何かを割く語感がある「さ」。平安時代の中頃までは「ツァ」と発音されていました。「ささのは」は「ツァツァのパ」でした。葉っぱの先が割れる感じがしますね。
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語彙より語感!を売りにしている本書。本日ご紹介するのは「か」のもたらす語感について。本書では硬い、強いイメージをもたらすとしています。「ふふふ」と笑うのに対し「かかか」と笑われるとどのような印象を持つでしょうか