『最後の一文』 半沢幹一(著) - 笠間書院https://t.co/smFqdU08Ka
名作の終わり方の謎を解く一冊です。
「されど我脳裡に一点の彼を憎むこゞろ今日までも残れりけり」
こちらの一文は、何の名作の最後の一文でしょうか?
この作品の主人公の行いは、現代であれば、大炎上してしまうものです。
『最後の一文』 半沢幹一(著) - 笠間書院https://t.co/smFqdU08Ka
名作の終わり方の謎を解く一冊です。昨日呟いた最後の一文は、森鴎外の「舞姫」です。エリスという舞姫と恋仲になった主人公ですが、彼女を捨てて帰国。その手助けをしたのは彼の友人であり、その友人を憎む心があるとしています。 https://t.co/2QBfIzy9sC
『語感力事典』 山口謠司(著) 笠間書院 https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本です。せき立てられて、狭いところに入れられて、「制限」されたものを表す語感の「せ」。「せっせ」は不断不休でやっている感じですし、「せちがらい」は生き辛く苦しい感じです。
『語感力事典』 山口謠司(著) 笠間書院 https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本です。「反れて」「逸れて」、外に行く、あっさりと離れる語感の「そ」。「そわそわ」は心が離れている感じがしますし、「そっと」も静かに離れた位置から物事を行う感じです。
『最後の一文』 半沢幹一(著) - 笠間書院https://t.co/smFqdU08Ka
名作の終わり方の謎を解く一冊です。「彼は、細君の大きな腹の中に七人目の子供を見た。」
こちらの最後の一文、何の作品かわかるでしょうか?
とあるプロレタリア作家の作品です。
『最後の一文』 #半沢幹一 (著) - 笠間書院https://t.co/smFqdU08Ka
名作の終わり方の謎を解く一冊です。先日紹介した最後の一文は、葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」。労働者階級の立場に立って書かれたこの小説。主人公の家は子沢山で、最後はまたその度合いが増す様子を表していたのでした。 https://t.co/96PYUyEuVG
『語感力事典』 #山口謠司 (著) 笠間書院 https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本です。小さなものが表面に連なり、長く伸びた語感の「つ」。「つるつる」は表面が光沢してなめらかな感じですし、「つん」も不機嫌な感じが表面上に消えたり現れたりする感じです。
『語感力事典』 #山口謠司 (著) 笠間書院https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本。「つやつや」「すべすべ」すんなりとして抵抗のない語感の「て」。「てかてか」は表面につやがあって光る感じです。昔は「てり」を「ティェリ」と発音し、つやつやな照り加減を今より激しく感じる音でした。
『語感力事典』 #山口謠司 (著) 笠間書院https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本。今あるものが別の何かに変化する、「状態の変化」を表す語感の「と」。「とろとろ」は固形物が液状になって流れる感じですし、「とんとん」は状況が進む感じです。
『語感力事典』 #山口謠司 (著) 笠間書院https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本。ぬめって、ぬるぬる。意識の違うところに来たり、行ったりするような語感の「ぬ」。「ぬっと」は向こう側の世界から音もなく現れる感じ。「ぬらりくらり」は捉えどころがなく、あちらこちらに行く感じです。
『語感力事典』 #山口謠司 (著) 笠間書院https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本。「ねちねち」粘って、「ねっとり」眠る。粘っこく近いことを表す語感の「ね」。「ねっちり」は隅々舐めるようにしつこい感じです。「根」も地面に粘るようにくっつく感じです。
『語感力事典』 #山口謠司 (著) 笠間書院https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本。「のんびり」「のほほん」「のらくら」ゆったり寄り掛かる語感の「の」。「のうのう」はゆったりだけでなく経済的に誰かに頼りながら生きている感じです。「のっしのっし」も地面に寄りかかる感じです。