「『インノサン』の花は、暴力に侵食される少年たちの仲良しの世界、人と人との無垢なつながり、無垢を求めた少年たちの死への鎮魂などを重層的に表象する。古屋兎丸は花によって漫画という視覚表現の可能性を押し広げている」(「少年の世界への別れと鎮魂『インノサン少年十字軍』、ユリイカ)↓
「#三鬼と三郎と華宵」では、ちょっと変わった作品鑑賞方法を体験して頂いています。
(いつもは入れない)ガラスケースの中に入って、
間近で《三鬼と三郎と華宵》シリーズ全36点を
ご覧ください。
「ドキドキした」「緊張した」「集中できた」
など概ね好評ですよ😃
探検気分の作品鑑賞、ぜひ❗️
つまり『ライチ☆光クラブ』で徹底的に自然を排除した古屋ですが、少年の心象を自然(花)を通して表現することで、少年と自然の深いつながりを示唆しているようにも感じられます。
『インノサン少年十字軍』で救いを求めるエティエンヌの恋心を蝶や花が代弁します。↓
本日の展覧会関連イベント・トークセッション、
予定通り開催いたします。
先ほど、南海放送ラジオにて「三鬼と三郎と華宵」の展覧会と、今日のイベントについてご紹介を頂きました。
当館館長が展覧会についてお話しさせて頂きました。
太田三郎さんの電話インタビューも流れましたよ。
(続↓)
当時は性的な表現に対して、(表向きには)今以上に制約があった時代です。
華宵の描いたエロティックな女性の表現は、いやらしさは全くありませんが、一瞬「えっ??」「あっ!!」となるほどインパクトがあります。
このインパクトの強さ、華宵の広告センスに改めて感じ入ります。
結婚後は一層激しくなるばかりです。
その量は一日一合ぐらいですが、近頃新聞紙で、
混砂米(こんしゃまい)は人体に非常に有害であるとの記事を見、大変心配しています。
何卒矯正法をお教えくださいませ(あき子)
他にもこんな悩みも寄せられています↓
「#三鬼と三郎と華宵」
イメージと俳句のコラボ、こんな感じです。
菊咲かせど孤児も云ふコンニチハ(三鬼)
太田三郎撮影の写真とドッキング↓
肺おもたしばうばうとしてただに海(三鬼)
太田が選んだ華宵作品とドッキング↓
何とも言えない味わいがありますね。
特に1920年(大正9年)は創業20年という節目の年ということもあってか(津村順天堂の創業は1893年ですが、社史では1920年が創業20年とされています)、新聞広告には「中将姫」のイメージが頻繁に登場してます。会社の原点はやはり「中将姫=中将湯」というアピールなのでしょう。 ↓