全身毛むくじゃらで山から現れる山丈は「カムイ!」としか叫ばない。おそらくアイヌ人だと思われるのだが…。
「愛と誠」の大番長・蔵王権太は誠との決闘の場所に墓地を指定し、誠めがけて墓石をミサイルのように掴んでは投げ掴んでは投げ。
永島慎二に「フーテン」という60年代末の新宿に生息したフーテンを描いた漫画があるが、ヒカリさんはその漫画に出てくる「コートさん」を知っていた。その後、新宿を離れて大島に移住したとかも。ということは、同時代の新宿を生きた新宿タイガーも、コートさん(丸黒眼鏡の人物)を知っていると思う。
つまり会田誠氏のこのアートは、戦争の正しい姿=英霊の真実を伝えている傑作。これを「英霊を馬鹿にしている」と憤るネトウヨはニューギニアで片腕を失った水木しげるの漫画「総員玉砕せよ!」を読んでから戦争について語るべき。