そういえばこのやりとり、いかにも千空らしい合理を重視した発想だけれど、考えてみると「火」も元々は人類にとっては災厄でしかなかったのではなかろうか。
ところで、この漫画は3700年後の世界が舞台なんだけど、その設定が直接活用されるシーンってあんまないんだよね。もちろん文明が滅びた世界っていうところには活用されてるけど、あとは「星の位置がずれている」と、この富士山の噴火で地形が変わっているってことか。今後さらに何か出てくるのかな。
そうしてみんなで力を合わせ、どういう過程と苦労を経て気球を作ったのかを読者が知った上でのこのシーンは、もう泣くしかない。
「なんとなく気球っぽいものを作って飛ぶ」で進めず、ちゃんと計算した上で安全基準まで設けるの好き。
気球を作るために、それぞれが得意分野を活かして分業で布を織るって展開も素敵。前にも出てきた「色んな奴がいる=強さ」ってのがここでも生きている。
『Dr.STONE』第十巻。今回も熱い! 第三章にしてついにタイトル回収してきたのも熱い! そして資本主義者の新キャラ登場により、いよいよお金の登場!!