萩尾望都先生の証言によると、メリーベルと銀のばらの中で宮廷の中にいる夫人達のモブは山岸凉子先生、シーラが吸血鬼になる儀式のシーンの村人は伊東愛子先生に手伝って頂いたとのこと。山岸先生のはかろうじてわかるが伊東先生のは言われないとわからないなあ。
川原泉先生の漫画は読むと大変面白くて大好きなのだがこのネームの多さは主に少年誌しか読まない方が見たら驚愕だろう。そしてこれを編集者に通せることも先生の特異たる所以であろう。
それでは皆さんおやすみなさい🌙
今は絶滅した二色カラー。塗る手間がフルカラーと変わらないのに原稿料がモノクロの1.2だったので皆嫌がっていたが、私は塗るのが楽しかったので嫌いではなかった。けどこの鴨川先生の二色のようにコマ数多いと大変だなあ…
子供を子供らしく描くのはむずかしい。特におでこのラインに気をつけないと大人の顔した子供になってしまうことが多々ある。三原順先生はやっぱりうまいなあ。
77年に週マでデビューした竹久まつみさん。同時期りぼんで大人気だった某先生にとてもよく似ているのがわかる。でもってペンネームも恐らく某先生の漫画の主人公をもじったものだと思われる。読み切りを数作発表したがコミックスは出ていない。私は結構好きだった。
月刊DuO82年1月号にずうとるびの今村くんが描いた漫画が掲載されている。集中線なんかを見るとそこそこペン使い慣れているような…
それでは皆さんおやすみなさい🌙
あすなひろし先生の少女漫画(みどりの花)を拝見し、1963年作にしてこの斬新な絵のデザインセンスに驚く。枠線を部分的に省略して絵を入れるコマ割りは有吉京子先生のデビュー作、(子ネコと少女)1971年あたりにも影響を与えていると思われる。
80年代初めセブンティーンにてデビューして以降青年誌等にも読み切りを描かれていた出原正美先生。抜群の画力と個性で大好きだったが見かけなくなって以降すっかり忘れていた。ふとした事から現在は諸星大二郎先生の奥様だということがわかりビックリ。また漫画描かれないかな〜
神矢みのる先生のデビュー作ラスト・チェイスは衝撃だった。と同時に一年くらい前にマンガ少年でデビューした絵夢桂さんに似ていると思った。数十年経ってたまたまwikiで神矢先生の記事を読み、私のカンが当たっていたと同時にペンネームがイニシャルのもじりな事に気がついた。
第3回花とゆめ漫画家コースにおいてあの成田美名子先生を抜いてトップ賞デビューした北河悠梨さん。有吉京子先生を思わせる華やかで流麗なペンタッチだが当時伝説の漫研QUEEN内では既に有名な方だったよう。最近少女漫画であまり見なくなった金髪線が圧巻。
1971年発行赤塚不二夫先生の漫画入門。少女漫画の描き方のところに、少女は美しくかなしい物語がすき、とある。それに対して水野英子自作を語る、に予稿している一条ゆかり先生が当時の少女漫画をどう思っていたかの対比がなんだか面白い。