最も華麗で美しいペンタッチの漫画家は誰か?恐らく有吉京子先生だと思う。代表作SWANのあの描き込みを当時週刊連載でやっていたのは同業者から見ても異常。そして一条ゆかり先生の読み切りハスキーボイスでささやいて、を手伝ってフワフワ金髪を全て描かれたのも有吉先生。
若い頃の自分の似顔絵を見ると肌にトーンを貼っている。当時は一年中体を真っ黒に焼いてブラザーよろしくなファッションに身を包んでいた私。(痛)当時あんなに肌を焼かなければ現在の肌シミはもう少し少なかったろう…(;´Д`)
それでは皆さんお休みなさい。良い夢を(・´з`・)
70年代、伝統的な少女漫画の絵で超絶ハレンチギャグを連発していた山本優子先生。代表作は言わずと知れた美季とアップルパイだが当時あれほど大人気だったにもかかわらず何故か作品が文庫本化されず中古コミックスの値段がやたらと高騰している。まとめて選集だしてほしい。
清原なつの先生の漫画を最初に読んだのは花岡ちゃんの夏休みだったと思う。おとめちっく全盛期のりぼんに於いてクールかつシニカルな作風は独特な異彩を放っていて、後の川原泉先生を彷彿とさせる。個人的には桜の森の満開の下が一番好き。
弥生美術館にて田渕由美子展が6月までやっているらしい。田淵先生の何がすごいって葉っぱだけの背景で何ページも持たせてしまうところだ。その秘密を探るためにも是非原画を観にいかねば!
#田渕由美子展
こうしてみるとスクリーントーンの糊は変色していなくて、写植やテープの糊だけ劣化している…(;´∀`)
それでは皆さんおやすみなさい。良い夢を(・´з`・)
花郁悠紀子先生。丹念に描かれた美しい絵とSFやファンタジーの他、能を題材とした日本情緒豊かな作風が特徴。どんどん脂が乗ってきてまさにこれからどんな作品を見せてくださるのか…と言う時に病で倒れ亡くなられた。まだ26歳の若さ。漫画家の波津彬子先生は妹。
三十数年前の銀座の風景。十代の頃撮影した写真を観ながら必死に描いた。不二家とソニーのビルは今でも同じかな?
それでは皆さんおやすみなさい。良い夢を(・´з`・)
水上澄子先生。75年なかよしにてデビュー。その後主になかよしDXにて執筆。決して派手なタッチではなかったけれど優しく繊細で完成度の高いストーリーを読ませてくださる方だった。今どうしておられるのだろう。新作読みたいな。
戸峰美太郎(とみねよしたろう)1970年神鷺でビッグコミック賞を受賞した寡作な漫画家。女性の絵がとても色っぽくて好きだった。トーン無し、タイトル文字まで自筆ゆえイマイチ読めない時も(;´Д`)諸星先生のジュン子・恐喝に通じる邦画的暗さは当時の流行だったんだろうな。