【メモ】フニャディ・ヤーノシュの前半生について。
生まれは1406年頃。父親は皇帝ジギスムントに仕える一介の騎士で、トランシルヴァニアのフネドアラ城を与えられたのがフニャディ家の始まり。ヤーノシュはジギスムントの御落胤、つまり隠し子だという噂もありました。
フニャディ・ヤーノシュは若い頃からジギスムントの従者として側に仕え、メキメキと成長。特にジギスムントの懐刀のフィリポ・スコラーリの薫陶は大きかった模様。1431年からの2年間はミラノのヴィスコンティ家の元に出向して経験を積んでいます。
ジギスムントに従ってボヘミアにも行き、そこでフス派の戦術を深く研究したと見られています。その成果は後のオスマン帝国との戦いで存分に発揮されます。ただし『乙女戦争』本編での活躍はほぼすべてフィクションです。
なお、『乙女戦争』本編では皇帝の廷臣はドイツ読みに揃えているので、「ヨハン・フニャディ」と表記していますが、外伝Ⅱではより一般的はハンガリー読みの「フニャディ・ヤーノシュ」とします。
1429年頃、シラージ家のエルジェーベトと結婚し、1431年頃に長男ラースロー、1443年に次男マーチャーシュが産まれました。義兄シラージ・ミハーイはフニャディともにジギスムントのもとで頭角を現した新興貴族で、その後も重要な同盟者となります。
フニャディに正妻以外の愛人や庶子がいたかどうかは不明です。フニャディの庶出の娘がワラキアのヴラド3世(串刺し公)の最初の妻になったという説はあります。外伝Ⅱではその説を採用してクラーラがヴラド3世の妻になる展開も考えましたが、悲惨な最期になりそうなのでやめました😅
600年前の今日1420年7月14日、ヴィトコフの戦いでジシュカ率いるフス派軍が十字軍に大勝。
『乙女戦争』2巻でかなり脚色して描きました。
実際にはワゴンブルクは使われず、もっと小規模な戦闘でしたが、両軍の士気に大きく影響した重要な戦いです。
詳しくは拙ブログで→https://t.co/fFz425ZXok
ボヘミア周辺住民大困惑のフス派のキャンペーン(遠征)を描いた拙作『乙女戦争(ディーヴチー・ヴァールカ)』全12巻もよろしくお願いします~
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『乙女戦争外伝Ⅱ 火を継ぐ者たち』第1話が公開されました~
シャールカの娘クラーラが主人公です☆
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内容はすでに知っているけど、矢口先生の作画が素晴らしくて惚れ惚れする☺️
>RT ぼくも以前「銃の反動」警察の人に指摘された事があるけど、うちの原始的構造の銃だと銃口は跳ね上がらないんだよなあ😉
伸びてきたので宣伝。
主に歴史物の漫画を描いてます。歴史の教科書代わりにはなりませんが、おやつとしてお楽しみください🙇
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