いばら美喜先生の大傑作「焦熱地獄」は、菊地秀行氏・編「貸本怪奇まんが傑作選 妖の巻」(立風書房/1991年7月10日)に復刻されている
だが、元本に落丁があるため、完全版ではない
運よく、元本の「オール怪談・15」を入手したので、欠落ページをご紹介
復刻本をお持ちの方はどうぞご確認ください
「耳なし芳一」で身体中にお経を書くってどうなの?と思っていた
上半身はともかく、下半身が問題(左図は平田弘史先生/江口寿史先生の漫画でも扱われていた)
でも、山田えいじ先生「耳なし芳一」(右図)を読んで、長年の疑問が氷解した
そうか!ふんどしの上に書けばいいんだ!
原作とは違うけど…
特別付随作品「マイ・ディア・ボーイ」
無骨で力持ちの木こり、ディックが大金を得て、ミネソタで教育を受けた事から、女教師と共に町の腐敗政治に立ち向かう…という内容
男臭く、骨太なストーリーで、バロン吉元先生はこちらの方が筆が冴えているように思う
実際、頁数は三倍で、読み応え充分です!
この本は、横山プロから出されており、横山プロ関連の先生方の名前をもじったキャラが登場する
左の画像は、横山まさみち先生(以下敬称略)、どやたかし、たがわ靖之(かな?)、藤原栄子が元で、各先生の絵を真似ていると思う
だが、右画像の「シダタート・モシヨン・ヤトモ」が誰かがわからない…
吉元正(aka バロン吉元先生)「眠れる森の美男」
「魔法により氷漬けにされている青年。身も心も美しい女性の唇しか氷を解かせない。不良娘のマリーは、どんな女性が氷を解かすか興味を持ち、屋敷に住み込むが…」という内容
一応は感動的なファンタジーだが、どこかぎこちない感じがあるような気が…
日野日出志先生「地獄虫を食う!鬼んぼ①」を読んでいたら、少年が父親と一緒にファミコンをプレイするシーンがあって、珍しいと思った
日野先生もお子さんと一緒にゲームをしていたのだろうか?
ちなみに、ゲームは縦スクロールシューティングらしい
絵と音から「ゼビウス」っぽいと思うがどうかな?
高須克弥「らくにシミをとる本」(1989年)
「桑田二郎先生 meets 高須クリニック」AGAIN!
こちらはお肌対策がメインで、「10歳若くなる生体医学」より挿絵は少なめ
その代わり、デフォルメ・キャラを多用して、ユーモラスな感じを持たしている
ラストは高須院長のナイス・スマイルで〆
ステキな本です
中井洋美・作/佐々岡健次・絵「ドンガラ脱線シリーズ1 ドライヴはつらい!」(若木書房)
タイトル通りに、おデブとノッポの一行がドライヴに出かけて起こす珍騒動を描いた漫画
「ゆるゆる」な内容で、良く言うと、ほのぼの(悪く言うと、緊張感ゼロ)
まあ、この大らかさに癒される人もいるかも…