4月10日を過ぎてしまったが、平成の世の間にご紹介
小坂井ひでお「チャッカリ・ウッカリ夫人 第三集」(兎月書房)
この中に「皆さん万歳!の巻」にて、皇太子様(今の天皇陛下)と美智子様の御結婚が扱われている
当時はミッチー・ブームで、社会に大きな影響を与えたそうだが、その一端が窺い知れる
滝田ゆう先生と言えば、何とも形容しがたい独特の絵柄であるが、「宝石」には、少女漫画のような清楚な女性キャラが描かれている
私の乏しい知識では断言はできないものの、この手のキャラは珍しいのでは?
個人的には、このキャラはいいと思う
でも、やはり「滝田ゆう・ワールド」にはミスマッチかも
辰巳ヨシヒロ先生「あんた誰や?」
「たった一度の不渡りで会社が倒産した社長。人間の尊厳を踏みにじられた彼が、ふと「愛犬クラブ」に入ると…」という内容
絶望的な物語に加え、一つ一つのコマが情容赦なく、魂を掻き毟られる
辰巳先生は「うなだれた中年男」を描かせたら右に出る者はいないなあ…
RIP 小池一夫先生
小島剛夕先生・作画「首斬り朝」は、中学生の時に読んで以来、大好きな作品の一つ
時に非情、時に哀切、時に人の情けに満ちた、骨太なドラマには魂を鷲掴みにされる
更に、怪奇漫画好きとしては、合間合間に挿入される残酷描写の凄惨さも大変、魅力的だと思う(少数意見だろうが…)
読者プレゼントは多々あれど、モ~レツに気になっているのが「リリアム人形」
しかも、わたなべまさこ先生の自作!
ただし、「リリアム」という漫画は「発狂物質で人々が発狂しまくり、血の雨が降る」という内容なので、どれだけ応募があったのか全く謎
もしも、情報があれば、お知らせくださいませ!
おだりつこ先生「真珠のねがい」での祭のシーン
火を囲んで踊る中、太鼓の音がひたすら「ポンポコ」なのが味わい深い
実際、作者の頭の中では「太鼓の音=ポンポコ」だったのだろう
日本語は擬音語・擬態語が豊富と言われているが、漫画の中の擬音語・擬態語の変遷を調べてみたら、かなり面白いと思う
さがみゆき先生「ほくそ笑む少女」にて「007」に関する会話が出てくる
ヒロインがアツく語るシーンは、さが先生が「007」のファンだったと思わせるフシあり(違ってたら、ごめんなさい)
にしても、「サンシンボール作戦」、好きだなあ(サインペンで書きとばしているところもいい!)