『アジアやくたたず講座―誰もやらない旅をしよう』柚平幸紀
気合いの入ったパイセンが描いた本作は凡百の旅行ガイドとは一線を画する。
Oz magazineには絶対に載せられない内容ばかりだが、特筆すべきはピーガスゥ(首だけ女)についての詳細な解説。
多分旅行本の中では世界一充実していると思う。
加えてオキ・サタローの漫画も最高なんだよなぁ。
とにかくこの雑誌の素晴らしいのはとことんまで下品・下世話を貫き通しており、編集方針に一切ブレがない所。
人間の性欲はとどまる所を知らず、故に人間の想像力も無限なのである。
最高の一冊、ごっつあんでした!
『誰のための花園』早見純
教えて頂いたので再読。
これはもろ中原淳一先生っぽい絵柄だけど、普段の早見作品に出てくる美少女、特にあの独特の目には確かに高畠華宵先生の影響がありそうだ。
漫画家というより絵師としてのルーツを知ると又違った見方が出来て面白いな。
おセックス様と言えば先だって魂のふるさとへと帰還されたジョージ秋山先生であるが、早見純先生の傑作「涼子、夏に・・」の中でも「おセックス」という表現が見られる。
寡聞にしてこの二例以外知らないのだが、他に漫画で「おセックス」を使ってるものがあったら教えて下さい。
可哀想にな。
鬼畜の所業とかよく言うけど、鬼や畜生でもこんな事やらんわ。
サハラ砂漠の真ん中に放置して来て欲しい。 https://t.co/vs7z6ZYbe4
プチパンドラは一冊しか持ってないんだけど、倉光純作品が載ってるから手元に残してる。
80年代、エログロナンセンスはポップカルチャーの文脈の中で再び萌芽し、90年代の悪趣味系へと繋がっていく、でいいのかな。
国道沿いの自販機やエロ本屋じゃなくて、コンビニ。
この流れは今でも残ってるよね。
『東京パンク』加藤カズオ
(劇画アリス増刊 「悪徳堕天使」清水おさむ・吾妻ひでお他)
清水おさむ先生と吾妻ひでお先生の組み合わせというのも凄いが、久し振りに読み直してみたらとんでもない作品が載ってた。
作者は劇画アリスに何作か描いてるようだけど情報が少な過ぎて分からん。誰か教えて!
こういうSM誌に載ってるよくわからない漫画もいいよね
このトゲトゲとか絶対何の意味もないと思うんだけど、無駄なカッコ良さってあるじゃん
『汚されたマル秘映画』瀬沼一郎
(ナック情報 1973.6)
この作品は1979.6のチャンスコミックにも掲載されているが、こちらが年代的に初出だろう。
実際の活動期間はかなり短いと思われるが、自販機本や浪速書房の単行本で作品はかなり使い回されており、調べれば調べる程訳が分からなくなってくる。
行きつけの古本屋で購入
アシュラ外伝は電子書籍や銭ゲバの娘の表紙に再録されてるけど、二色カラーで読みたい
こん中だと佐々木マキの「廢曜日」がサイケで一番好き