『劇画エロタージ SEX軍団』
(童夢 発行年不明)
自販機本の中でも良質な劇画コンピとして定評のあるエロタージ。郷力也先生をメインに安定の伊沢康先生、常山陽二先生も。
常山プロの読み切り作品を集めた短編集が紙の本で読みたいなぁ。
『男の口紅』に続く第二弾、どうでしょうか?
『恐山怨歌』瀬沼一郎
(1979 成文社)
久し振りに瀬沼作品をゲット。
自販機本で再録されまくっている印象が強いが、これは初めて見る。初出かも?
内容は恐山で道に迷った猟師が偶然出会った女を犯し、これはもしかして生き別れの妹では等と悩んでいるとビッグフットが登場して。。ってもういいよ!
鬼滅の刃は読んだ事がないけど、ジャンプと言えば元祖美少女漫画屋の車田正美先生がいるだろが
ガタガタ言うなよ
逆柱いみり先生の『The ニセ京都(全)』も到着。
脳内から取り出された古都は愉快で不気味なクリーチャー達の遊技場へと姿を変えていた。
こんな京都なら観光したいです。
『萩原利夫 不完全漫画集』(2013 自費出版)
ずっと探していた本。
奇妙でグロテスクな人物達が織りなす耽美にして醜悪な世界。
神田森莉先生や熊谷蘭治先生の作風を思わせる極端にデフォルメされた歪なデザイン。
どれをとっても異常で退廃的だが、墓標と呼ぶには余りに早過ぎたのではなかったか。
『行く雲さびし』なるみあきら
(発行年不明 王冠漫画社)
くだん書房さんのツイートで見て気になっていた本。
貸本漫画で原爆を描いた作品はこれと「消え行く少女」ぐらいしか知らないが他にあるのだろうか。
後半は王道の母子ものの展開になっていくが、何故このテーマを選んだのかは気になる所だ。
『呪い 聖少女』香坂鹿の子
(1988 秋田書店 )
「聖少女」は行き過ぎた正義感を持つ孤児が引き取られた家の意地悪家族どもを惨殺しまくる爽快感溢れる一作。
巻末には作者の恐怖体験として萩尾望都邸で行われた豪華メンバーによるコックリさん大会の報告など無駄にレアなエピソードもあり、必見だ。