終戦から74年が経ち、戦後という言葉すら忘却の彼方へ消えようとしている。
アストロ球団は沢村栄治の魂を受け継いだ野球戦士達の激闘を描いた物語であり、特攻隊の生き残りである氏家の存在も含め当時はまだ戦争の名残が微かに漂っていたのだろう。
『アストロ』は今も俺にとっては特別な漫画だ。
『妖女ダーラ』『霊少女魔子』
日野日出志
買いそびれていたのを漸く購入。
それぞれボーナストラックが掲載されており、今回は僕が大好きな作品『白い世界』と『糞虫』が!
『霊少女魔子』の中にもこの設定は生かされているけど、こちらはハッピーエンド?それぞれの違いを読み比べてみても楽しい。
悪夢的と言えば『地獄へのエレベーター』も好き。
タイトルだけで全部内容が分かるシンプルイズベストな作品。
1971年のヒットパンチ(檸檬社)創刊号にはつねやまたかし名義で『おかま哀歌』という作品が掲載されている。
だらけの常山プロの紹介では71年デビューとあるので、棚下照生アシから独立して間もない頃。
名作『おとこの口紅』のルーツといって良いのではないだろうか。