仮面ライダーSDのデビュー作の1話。
私は「燃えよドラゴン」に影響されていました。
エピソードを参考にして描いた1シーンです。 
   昔、「COM」という月刊のマンガ専門誌があり、連載されていた手塚治虫「火の鳥」と石森章太郎「ジュン」に「コマ割り方」をかなり影響されました。
「マンガ少年」デビュー作の一部ですが、左のページなんか完全に「火の鳥」に影響されてます。
こうやって「マンガ表現」は進化してきました。 
   「コマのつなげ方」
コマの並べ方で「異なる時間の流れ」が表現できます。
「流れる時間」を調整することで「見せたい事」が変わります。
上:つまずいて転びそうになった
下:つまずいて転んだ

使うのは2コマですが、伝わり方が異なる」→これは「無駄なコマを整理するための考え方」となります。 
   私以外の人のネームの描き方で、ズーッと気になってきた事があります。
コマを表現するのに線一本で区別する描き方です。
私のネームは必ず「コマ間(ま)」を取ります。
なぜこだわるのかといえば、「時間経過」や「間(ま)」を計算する上で私には絶対必要だったからです。 
   その他の方法として、いわゆる「無駄ゴマ」を使って「間」を演出する方法もある。
無くても展開は分かるけど、無いと面白味は伝わらない。