コマの中にどこまでの範囲が描かれているかで、伝わる内容が変わります。

「ワク線にくっつけるなどして工夫すると、絵がスッキリと見せられる」 文章だけでは伝わりづらいので、修正を加えてみました。

冒頭部分の重要性は、投稿作品の評価にも影響があるので要注意。 「マンガのマンガ／コマ割りの基礎編」(銀杏社)

わしら、こういうの見て育ったからマンガは絵が面白く伝われば良いのだと知ったわけです。 「谷岡ヤスジ」はスゲェと思いました。 絵が上手くなるよりも、面白く伝えられる絵が必要だと学んだもんねー。

専門学校の1年生では「第4課題」が始まりました。 皆さんも参加してみませんか？ マンガを描く上でかなり需要な「表現」となります。 表情＆仕草の描き分けは、映画でいえば役者に演技を指示する「監督」の仕事と同じです。

「マンガのマンガ／コマ割りの基礎編」で一番伝えたかった事はこれなのですが、伝わっているのかが不安なのです。

「チョコボのふしぎものがたり」 第1４話のラストページ。 チョコボもシロマも可愛く描けるようになったなぁ・・と自分でも思い始めてます。 「自分でも判断できる」程描きこなせるようになったという事ですが、自分のキャラにするには「時間がかかる」ものなのです。

ちなみに、当時の参加者の作品はこちら。

当たり前すぎると、面白味が伝わらない(左)。 ちょっと視点を変えると、面白味が現れる(右)。

コロコロで連載した私のマンガ原稿で、「サイファー」はとにかく時間がかかりました。 アシスタントを使わず、最初から最後まで私一人で描いたので、ホント時間がかかったのであります。

定期的に掲載している「分かりやすく見せるマンガ表現」の比較画像です。 パッと見て何が起きているのかが読者に伝わらないと、マンガの面白さは伝わりません。

「マンガのマンガ／コマ割りの基礎編」で一番伝えたかったのがコレでした。