この会話も好き。天海と半蔵は物語的には残酷な敵なんだけど、その目的はあくまで幕府体制の維持と平安であって過剰に邪悪な存在としては描かれない。横山先生の敵役のこういう所が好きです。だからこそ必要とあらばどこまでも残酷になれる人の業が伝わると思う。
細かい部分で好きなのは霧隠才蔵のデザインですね。これが実に渋い!個人的に理想に近い才蔵。まぁその‥最期がちょっとあれですが、うん。
後、「闇の土鬼」の梅庵先生によく似たお医者様も出てきます。こっちでも利用されてる!
そういえば前々からマギレコだとフェリシアにヒュウ君を感じているのですが‥40年前の漫画だけど。特に初期のトラブルメーカーっぷりや素直になれないとこが実に。
しかしいつ見ても下半身が黒豹というデザインは素晴らしい‥。
私は閉鎖世界の住人が不自然さに気づいて探求を始め、壁を破って外へ出ていく話が大好きなんですが、これは確実に「ブレーメン5」のせい。現実と近いけれど何処かで因果が途切れている世界の奇妙さに気づいていく様子、いいですよね。
もう1つ、カタールと言えば「望郷戦士」の武器マニアのロシア戦士!こっちは手の届く範囲に置いてあったから自前。このおじさんはカタール→モーニングスター→備前長船と使う武器が進化していくんですが最後に頼ったのが隠しデリンジャーとセコかったのが悪党の末路として最高。
妖怪だけでなく当然忍者戦も有って、抜け忍と追い忍と妖怪の三つ巴のような燃える展開も。毎回妖怪退治の手法が凝ってるんですよね。考えてみれば爆薬も使えるし飛び道具当たり前だし、忍者は妖怪相手でも何とかなりそう感強い。
しかし久しぶりに読み返したけど女の子モードの健作くん凄いな‥元々美形なんだろうけど滅茶苦茶可愛い。
雪合戦で他の凡庸な男の子をぶっちぎった戦術で相手を叩き潰してしまってドン引きされるカッコよさよ。そして締めが男らしすぎる‥。
「狼の星座」は昔KCスペシャルで読んだのが初めて。1巻が1番好きで繰り返し読んでたなぁ。健作少年が魔除けの為に6歳まで女の子として育てられる導入にまず引き込まれた。そして中国大陸へ渡る夢を幼くして叶えてしまう行動力。「商には利道」は今でも大事にしたい言葉。
面白いタグだー!変わった食材系だと熊とか靴はもう出てるから‥「セカンドマン」のオオトカゲの切り身とか‥。
#横山光輝グルメ