#スターウォーズの日 というのを朝に見て何か思い出が有るだろうかと考えたけど、リアタイでは映画をちゃんと鑑賞するような年齢ではなく、漫画のパロディで受動喫煙していた世代でした。その中でもたぶん最初なのが佐々木淳子先生の「2次元チョモコモ」。ハンソロを人名と認識すら出来なかったあの頃
キカイダーが仲間を破壊するシーンの凄まじさ。特にこのビジンダーの眼!アンドロイドの「眼」を眼球的な大きく丸いレンズにするのでは無く、こんな風に複雑な回路にして、人間の眼のように描く悪魔の所業。これ視覚装置なのかな?本当に気持ち悪い配置。角度が変わるとただの機械にも見える。
「ばるぼら」で失ってはいけないものを失い彷徨う人を徹底的に描いた後に、無数の試練や苦悩を経てもただ一つ傍らに光る小さな星を失わなかった物語が描かれた事には確かにきっと意味が有る。
うーん「魔老紳士ビーティー」楽しみだわやっぱり。
60年の間にあのそばかすの不気味少年との再戦は有ったんだろうか。
単行本を引っ張り出して読み返してた「魔少年ビーティー」。各エピソードそれぞれに嫌ぁ~な場面が有って強烈に覚えてる。マイベストは「イタズラ死体事件」の昏倒した先輩の眼球に止まったハエ!よく見ると産卵してるのが超キモいんだ。
そういえば「アオイホノオ」25巻で描かれた石渡治先生の所でのアシスタント経験で学んだモブ描写がちょうどその頃の「ダン」4巻の野球場シーンで活かされてたりします。ちゃんとカケアミ。
記憶のままの涎が出るような美味しそうさに加え、今は各話のストーリー構成やSF要素の素晴らしさもより一層感じられる。いや~こういう作品に子供の頃から触れられるのは幸運だと思う。後、ちょっと気になってるのは「ドラえもんだらけ」ってこんな親切に注釈入ってたっけ?何分久しぶりだから曖昧。
作中には懐かしい500円札も!昔はお札だったよね~!私にとって500円玉は大きくて綺麗でプレミアム感に溢れた未来の硬貨だったし今でも好き。
時代感だとママのこの台詞も今読むとわりと来るな‥これには入ってないけど象の回もおじさんの身近なエピソードだった。そういう時代だった。
私は勿論ドラえもん大好きですが、今原作をフルで持ってたりはしない雑なファン。読むのが数十年ぶりだったりする作品もあります。しっかしどれも面白いなぁ!F先生の軽妙な台詞回しがとても心地よい。このしずかちゃんの真綿で首を締めるような責め方とか、浮かべた涙も含めて最高。
ラストで回帰篇のさやかは捕食者として獲物を待ち、強く生きようとしているように見える。それは一人の少女の決意として理解できる。しかし怪奇篇のさやかは永遠に永久に一緒に居てくれる相手を待つ。それは喰らう事よりも恐ろしい思考ではないか。同じ「蜘蛛」からこうも違う少女を語れるのが凄い。