『火の鳥』黎明編を久しぶりに読んでるんだけど、こういうページに手塚治虫の描写力の凄さが表れてるよね。
人物のズームアップから、人影のパーツ越しに遠景の描写、草むらのミクロな視点と滴る汗、人物にカメラを切り替えてからのまた遠景。
この緊張感のあるコマ繋ぎ、出来るようで絶対出来ない。
尾崎衣良『深夜のダメ恋図鑑』5巻
女子達がクソ男どもをブッタ斬るマンガ
や~、もう今巻はなんといってもこじらせ男・市来くんでしょう!姉達に踏みにじられた幼少期、現実の女子達に愛想つかした先の幼女アニメ厨…たまらん。養いたい。円とくっつけ!
番外編の共働き病児問題は涙なしでは読めない!
鶴谷香央理『メタモルフォーゼの縁側』1・2巻
周りとのズレを感じている女子高生と、夫に先立たれた老婦人の、BLを通した交流を描く漫画
皆それぞれの日常があり交わるのはほんの1点にすぎないけど、そこで生まれた変化が他の日常にも影響を与えていく。
この漫画を読むこともまた日常の変化。超良い。
『スキップとローファー』3巻、みつみのコレは、もちろん『ちびまる子ちゃん』のオマージュだよね?!
#高松美咲 #スキップとローファー
高野ひと深『#ジーンブライド』1巻
元同級生男女の漫画
創作の世界には"叙述トリック"なる手法がある。この漫画はジェンダー問題をテーマにしている、のだが、薄く張り巡らされた違和感が最終ページで炸裂する。
これは"男と女"という狭隘な話ではなく"種"という壮大な物語の序章なのだろうか。期待!
やぁっと『北斗の拳』を読み出した双子氏(小2)。めっちゃ夢中で読んでる。笑
ハート様戦をダンナと共に寸劇して「北斗神拳の前にはただの脂肪のかたまりにすぎん!」で爆笑してくれる小学校2年生、今ドキいる?!
「お前は北斗四兄弟でジャギだ!」でギャーッ!と叫んでくれる小2いる?!最高じゃん。
30年ぶりに『レベルE』読んでる。
最終回、「絵が荒れた」って言われてたけど、これぐらいのレベルで絵が荒れた…だとォォ?!今を生きるオレたちは、真に「絵が荒れた」冨樫を知ってしまったからネ……
#黒田硫黄 『きょうのカプセル』
様々な媒体に発表された短編集
日常の捻れのような"下町のSF"感。舌を巻く超展開。
男女や親子、人間同士の心の機微を、筆描きによる圧倒的な絵と絶妙な会話のセンスで描き切る。
泥臭さの中にある少年の心のピュアイズムと中年の心のニヒリズム。最高。長編読みたい。
田村由美『ミステリと言う勿れ』4巻
喋り倒して事件を解決する漫画
今巻は"雨の中の文学的禅問答"と"病床での謎掛け"のより会話を主題にした回が良かった。
整の人生観というか死生観はどこか傍観者的で冷静すぎる。他人に踏み込みすぎないのは、いつか描かれるであろう整の生い立ちに関係あるのかな?
小山健『生理ちゃん』
生理擬人化マンガ
生理という女性特有で他人に理解されにくい現象を視覚化。この生理痛の表現なんてホント秀逸。生理痛は暴力だ。
生理を通して紡がれるヒューマンドラマ。笑えて泣けてためになる。パートナーや子供の教育にもいかがでしょーか。
最後のナプキン開発秘話も良い!