ハン角斉「67歳の新人 ハン角斉短編集」
無骨な描線で描かれるいぶし銀の画面。表紙にもなってる、グネグネしたペン線で埋め尽くすように表現された星空なんか堪らない
不条理で怪奇、どこか浮世離れした独特の世界観に、中高年の悲哀を湛えたおっさんキャラ達のリアリズム…
全篇凄まじく良かったです
狭い世界のアイデンティティー完結
長年マンガ家を続けてきた作者ならではのリアルマンガ業界メタフィクション。
容赦なく曝け出される創作者及び出版社の黒いエゴと、爽快な暴力表現が堪らない
実名で登場してはイジられ、ボコボコにされるマンガ家先生達がまた大好きなのです
工藤正樹「現代恐怖館」
怪奇、サスペンス、サイコ、、濃い、、濃厚に匂い立つホラーの香り。野太い線で丹念に描かれる独特の絵柄で魅せる、ハッとする物語の展開がとても凄い
個性的な作家陣のアックスや怪奇の中でもさらに異彩放つ、個人的にとても印象に残る作家さんです
単行本「断罪」もおススメ
好美のぼる「呪いの忍笛」
両親の想いが込められた形見の忍笛を手にした少女の、悲哀に満ちた、悲しく、恐ろしい物語
(作者さえうかがい知ることが出来ない)先の読めないプロット、ツッコミどころ満載の好美のぼる節全開ながら、
本作マンガとして純粋に超面白いのです
謎責苦に遭うシーンめちゃ好き
連ちゃんパパ
「スナック菓子感覚で摂取できる地獄」と評された通り、非常に読みやすく、テンポが良いファミリーほのぼの地獄マンガ。読者を飽きさせず惹きつける展開の連続でとても面白い。
個人的にママが一番ヤバイ。全ての元凶、恋人をマグロ漁船に乗せる、保険金殺人未遂など。背筋が凍る1ページ
むめい「カッラフルなエッッブリデイ」
こちら存じ上げなかったけど、フォロイーさん超オススメと伺って即
へたくそとあるけど、嘘です
デッサン、構図、色彩、異次元のセンス。エピソード自体のパワーもエゲツないのに、さらにマシマシで表現する絵のマッチョっぷり、そして読み易さよ
抱腹絶倒の傑作